フランクフルトで磨かれるドルトムントの才能 新天地で見せるアンスガー・クナウフの急成長

フランクフルトに欠かせない戦力となっているクナウフ photo/Getty Images

ドルトムントでの立場は微妙だったが

今冬にレンタル移籍でドルトムントを離れた若者は、新天地で大きな成長を遂げつつある。はたして、彼は今後どこまで自身の能力を磨いていくことができるのか。2021-22シーズン後半戦、フランクフルトで急速に存在感を強めているのはU-21ドイツ代表FWアンスガー・クナウフ(20)だ。

2020年のトップ昇格以降、ドルトムントでの出番はわずか16試合のみだったクナウフ。同クラブでは常にトップとセカンドチームを行き来する状況が続いており、彼の立場は微妙なものになっていたと言えよう。

しかし、今冬の移籍市場でフランクフルトへとレンタル移籍すると、クナウフは一気にブレイクへの道筋をたどり始めた。移籍後はここまで公式戦15試合に出場して、右サイドのアタッカーからウイングバックまで任された役割を着実にこなしている。得点数は「3」とそこまで多くないが、現地時間28日に行われたヨーロッパリーグのウェストハム戦における先制点など、ここぞの場面で見せる勝負強さには目を見張るものがあると言えよう。
「クナウフは試合を重ねるごとにどんどん良くなっているよ。私たちの要求もきちんと理解している。そして、彼はその中で自分の能力をどのように活かすかを常に考えているんだ。間違いなく正しい方向に向かっている。これからも楽しみだよ」(ブンデスリーガ公式サイトより)

そして、そんなクナウフの急成長に関しては、フランクフルトを指揮するオリバー・グラスナー監督もこのように述べている。ドルトムントを飛び出して輝き始めた20歳の才能。これからもクナウフが見せる成長からは目が離せない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ