EUROで見られなかったヤングスター ライプツィヒの攻撃をけん引するハンガリー代表MF

初先発で2ゴールを挙げ、チームからの信頼を掴んだショボスライ photo/Getty Images

キック精度の高さが一つの武器だ

開幕戦からいきなり黒星となったライプツィヒ。以前まで指揮を執っていたユリアン・ナーゲルスマンの退任の影響もあったのか、マインツに不覚をとってしまった。

そんなライプツィヒが迎えたブンデスリーガ第2節。シュトゥットガルトとの一戦は開幕戦で敗戦を喫したチームとは思えない攻守での良い連携を見せ、4-0での快勝となった。特に今季初先発となったMFドミニク・ショボスライは2ゴールを挙げる活躍を見せ、攻撃をけん引する存在となっていた。

昨季の冬の移籍市場でレッドブル・ザルツブルクからライプツィヒに加入したショボスライ。しかし、負傷の影響から出場はなく、怪我の治療に充てるシーズンとなった。

キック精度の高い選手であり、シュトゥットガルト戦では正確なラストパスで攻撃を活性化させている。スピードがそこまであるわけではないが、一瞬の切り返しで相手をかわすことが上手く推進力のあるドリブルでの攻撃参加も可能だ。また、狭いスペースでのボールコントロールに長けており、密集した場所から抜け出すことも苦にしていない。

2得点を挙げたショボスライだが、1点目のミドルシュートはお見事でペナルティエリア手前からの高精度のシュートは今後ショボスライの代名詞となるか。

このように攻撃面で活躍し、チームを勝利に導いたショボスライだが、怪我の影響から先日行われたEURO2020を欠場している。彼を欠いたハンガリー代表はグループステージで姿を消すことになったが、ショボスライが居れば決勝トーナメント進出もありえたのではないかと思わせるくらいのリーグ戦での活躍であった。

昨季ライプツィヒへのステップアップに成功するも、怪我に泣いたショボスライ。初先発で2ゴールを挙げるなど、コンディションは万全のようで今後の活躍から目が離せない。

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