GKにとっての“ハーバード大学”!? 守護神育成の名門にまたビッグタレント

これまで数々の優秀なGKを輩出したシャルケ photo/Getty Images

トップレベルの守護神を多数輩出

GK育成の名門に、またも大きな才能を備えた未来の正守護神候補がやってきた。その選手とは、先日エヴァートンからシャルケに加入することが決定した16歳のU-17アイルランド代表GKダニエル・ローズだ。

かねてより多くのビッグクラブが熱視線を送っていたとされ、「未来の世界最高級GK」との声もあったローズ。いったいなぜ、彼は数ある移籍候補の中からシャルケというクラブを選んだのだろうか。その大きな理由は偉大な先輩たちにあったようだ。

「本当にこのシャツを着てみたかったんだよ。シャルケの評判は以前からよく耳にしていたからね。人から聞いたんだ。シャルケはGKにとってハーバード大学のようなものだって。僕は将来ワールドクラスの選手になりたい。そのためにシャルケへの移籍は本当に役に立つと思ったのさ。僕はまだ何も成し遂げてはいないけれど、これは正しい道へ進む素晴らしい一歩だ。僕の目標はとてつもなく大きい。出来る限り早くトップレベルの選手になりたいよ」
英『The Athletic』によると、ローズはかねてより優秀なGKを数多く輩出するシャルケに興味を持っていたという。イェンス・レーマンやマヌエル・ノイアーはその代表例で、現在のチームで正守護神を務めているアレクサンダー・ニューベルも来季からはバイエルン・ミュンヘンへとステップアップする。そんなGK育成の名門でローズは自身の能力に磨きをかけたいと感じたようだ。

今回のローズ獲得。シャルケとしては才能が才能を呼んだ良い例と言えるか。世界各地にその名を轟かすシャルケのGK育成。これからもローズのような若手守護神がどんどん彼らのもとに集うこととなるか。今後数年、シャルケが守護神のチョイスに悩まされることはなさそうだ。

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