バルサ“9番”問題を解決するのはこの男 「クラブを助けるためにここにいる」

国王杯レガネス戦で先制ゴールを決めたグリーズマン photo/Getty Images

グリーズマンが意気込む

現在、バルセロナで一つの大きな問題となっているのが“9番"のポジションを誰に任せるかだ。絶対的な存在だったウルグアイ代表FWルイス・スアレスが負傷で長期離脱したことにより、チームの最前線は手薄となっている。

2014年以降、バルセロナが記録したゴールの実に7割超がリオネル・メッシとスアレスによるものだ。スアレス級とまではいかないかもしれないが、このままではメッシへの負担が大幅に増えることが予想される。絶対的エースへの依存を加速させないためにも、同クラブはこの問題を早急にどうにかしなければならないだろう。

もちろん、冬の移籍市場で代役確保には乗り出した。この状況を受けて、バルセロナはバレンシアのスペイン代表FWロドリゴにオファー。しかし、現地メディアによればこの取引は成立を目前にして破談したという。市場閉幕ももう目前だけに、代役確保はほぼ不可能と言って差し支えないだろう。
だが、そんなチームの窮地を救わんと頼もしい発言を残した選手がいる。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだ。フル出場した国王杯レガネス戦の試合後、同選手は次のように語っている。スペイン『MARCA』が伝えた。

「中央でプレイすることには慣れているよ。どうやって動けばいいのかもわかっているし、こっちの方が自由がある。僕はクラブを助けるためにここにいるんだ。彼らが僕を必要としているのであれば、完璧にこなす。9番なら9番、左サイドなら左サイド。僕が望んでいるのはチームの助けになることなのさ」

レガネス戦でも先制点を挙げるなど、上々のパフォーマンスを披露したグリーズマン。スアレスとは違うタイプの“9番”だが、彼ならばこの役割をそつなくこなせるか。状況に応じて、中央に拘らずメッシを邪魔しない彼のポジショニングセンスはチームの動きをスムーズにするはずだ。

“9番”の仕事に意欲を見せたグリーズマン。はたして後半戦、彼は窮地のバルサを救う存在となれるのだろうか。スアレスの穴を補って余りある28歳の大活躍に期待したい。

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