やはりサッリは来季ユーヴェの指揮官? チェルシー退団で合意か

チェルシーをEL優勝へ導いたサッリ監督 photo/Getty Images

日曜日にも契約書へサイン?

チェルシーの指揮官を務めるマウリツィオ・サッリ監督は、やはり今夏にイタリアへ復帰し、ユヴェントスを率いることとなりそうだ。

現在60歳のサッリ監督は、2015年から2018年まで指揮を執ったナポリを離れ、昨夏にチェルシーの指揮官に就任。シーズン中は批判を受けることもあったが、プレミアリーグでは最終的に3位でフィニッシュし、来季のチャンピオンズリーグ出場権をもたらした。さらに、ヨーロッパリーグでは決勝でアーセナルを撃破し、無敗のままクラブを6シーズンぶり2度目の優勝へ導いている。

1年目から結果を残して見せたサッリ監督だが、チェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏との不仲が噂され、今夏退団の可能性もたびたび報じられてきた。また、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が退団し、来季の指揮官が不透明となっているユヴェントスがサッリ監督の招聘に関心を寄せており、かつてのライバルクラブを率いるのではないかと注目が集まっている。
こういった状況の中、サッリ監督と非常に親密で、移籍情報通でもある伊『sportitalia』のチーフを務めるアルフレッド・ペドゥラ氏が、同指揮官がユヴェントスのオファーを受けられるようチェルシーを退団する方向で、クラブ側と合意に至ったとの見解を示した。サッリ監督の代理人がロンドンを訪れ、首脳陣と長時間の会談を行い、ポジティブな返事をもらえたようで、同氏は自身のTwitterを通じて「サッリは予約済みのプライベートジェットで明日イタリアへ戻る。日曜日に解約書へサインする可能性がある。ユーヴェとチェルシーとの関係の違いが作り出した」とのコメントも投稿している。

はたして、サッリ監督はチェルシーを退団し、新シーズンからユヴェントスの指揮を執ることになるのか。再びセリエAでイタリア屈指の戦術家が創り上げる華麗なサッカーが見られるかもしれない。

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