まるで”カンナバーロ&ネスタ級”!? 生まれ変わるマンUのCBコンビ

レスター戦に出場したバイリー(左) photo/Getty Images

守備陣も復活

オーレ・グンナー・スールシャールが指揮官に就任したマンチェスター・ユナイテッドでは攻撃陣の好調ぶりが大きく取り上げられているが、守備陣の奮闘も見逃せない。3日のレスター・シティ戦は相手の方がシュート数が多い難しいゲームだったが、エリック・バイリーとヴィクトル・リンデロフのセンターバックコンビを中心に何とか無失点に抑えて1-0の勝利を掴んだ。

長いリーグ戦では時にこうした耐えしのぐ戦いも必要で、非常に価値ある勝ち点3だった。しかも注目すべきはそれを実現したセンターバック2人がジョゼ・モウリーニョ前指揮官からそれほど信頼されていなかったということだ。バイリーもスタメンから外れることが多く、リンデロフも不安のあるパフォーマンスだった。

しかしスールシャールはこの短期間で見事に修正した。かつてトッテナムなどで活躍し、英『BBC』で解説を務めるガース・クルックス氏は元イタリア代表のレジェンドDFファビオ・カンナバーロとアレッサンドロ・ネスタを例に出して2人を絶賛している。
「バイリーはシーズン当初のブライトン戦で精神的に参っていたようだったし、リンデロフもそれほど良くなかった。だが、非常に危険な相手であるレスターに対して2人はイタリアの名DFカンナバーロ、ネスタのように見えた。リンデロフは私がこれまで見たことないほど自信を持ってプレイしていた。スールシャールは彼らに何をしたんだ?」

大量点で勝利するゲームもあれば、耐える戦いで1-0の勝利も目指せる。今のマンUには強かった時の安定感があり、スールシャール・マジックと呼ぶにふさわしい現象が起きている。

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