ドルトムントを内容でも圧倒! シャルケの青年監督こそブンデス最優秀指揮官にふさわしい?

シャルケを見事に成長させたテデスコ photo/Getty Images

独メディアは今季の戦いぶりを絶賛

14日に行われたシャルケとドルトムントのルール・ダービーは、シャルケが2-0で勝利を収めた。

スコアもそうだが、内容面でシャルケはドルトムントを圧倒的に凌駕していたと言えるのではないか。シャルケは組織がしっかり整備され、攻守の切り替えもスムーズだった。ダニエル・カリジューリがボールを奪取したところからの先制点も非常に美しい流れで、どこかチグハグしていたドルトムントに比べてシャルケには安定感があった。

独『DW』は、チームを指揮する若き青年監督ドメニコ・テデスコがシーズン最優秀監督にふさわしいのではないかと絶賛している。現在シャルケは2位につけており、恐らくトップ4でフィニッシュできるだろう。同メディアはシャルケの攻撃陣が3位レヴァークーゼン、4位ドルトムントに比べて決して豪華なものではなく、テデスコの手腕が2位という結果に繋がっていると見ている。
何よりシャルケは失点数を33に抑えており、これはバイエルンに次いで2番目に少ない。3バックをベースとした守備には安定感があり、3バックの中央で構える35歳のベテランDFナウドが効いている。ベテランとなったナウドのスピード不足を補う意味でもテデスコが3バックをチョイスしたのは正しいと同メディアは称賛しており、システムのチョイスも抜群だ。

テデスコは今季からチームの指揮を執っているが、昨季シャルケは10位と苦しんだ。10位といえば中位ではあるものの、ブンデスリーガは下位とあまり勝ち点差が開かないリーグでもある。シャルケの稼いだ勝ち点43は16位で何とか1部残留を決めたヴォルフスブルクと僅か6しか勝ち点差がない。それをテデスコは1シーズンで改善し、今季はすでに昨季より12ポイント多く勝ち点を稼いでいる。限られた戦力を活かした手腕を考えても最優秀指揮官にふさわしいのではないだろうか。

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