エールディヴィジ11戦13ゴールの上田綺世にまだ不満が? オランダ人記者ドリーセン氏は「上田を巡る今の熱狂は見当違い。国際レベルでは力不足」

フェイエノールトで活躍する上田 photo/Getty Images

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欧州カップ戦でゴールを決めていないと批判

1日に行われたエールディヴィジ第11節のフォレンダム戦でも2ゴールを記録し、チームの3-1勝利に貢献したフェイエノールトFW上田綺世。これで今季リーグ戦得点数は13ゴールとなり、得点ランク首位を快走中だ。

ただ、これだけの数字を残しているのにまだ上田に納得しない者もいる。オランダ『De Telegraaf』のヴァレンティン・ドリーセン記者は、まだ欧州カップ戦の舞台で実績を残せていないと現在のフィーバーに釘を刺す。

「上田の残している数字そのものは素晴らしいが、より深く分析すればレベルの高いチームが相手となった時の生産性の低さに驚くだろう。彼はPSVやAZとの重要なゲームでは結果を残していない。何より欧州カップ戦での成績だ。CL予選のフェネルバフチェ戦では2試合とも絶望的なプレイで、得点もなかった。ELのパナシナイコス、アストン・ヴィラ相手にも得点は決めていない」
「国際基準から見れば、上田を巡る今の熱狂は見当違いだね。欧州カップ戦での数字、チームメイトへの依存度の高さ、1対1における個人技の不安定さ、スピードの欠如、上田はエールディヴィジ内では強豪となるフェイエノールトでは活躍できるストライカーだが、国際レベルでは力不足だ」

確かに上田は今季のCL3次予選のフェネルバフチェ戦では得点を奪えず、チームも2戦合計4-6で敗北。ELリーグフェーズでも上田に得点はなく、チームもブラガとアストン・ヴィラに敗れる1勝2敗と苦しい立ち上がりだ。

これだけで上田を酷評するのは厳しいように思うが、一流ストライカーとの評価を手にするには欧州カップ戦での実績も必要となるのは確かだ。6日にはELリーグフェーズ第4節・シュツットガルト戦、11月末には第5節で前田大然ら日本人選手を擁するセルティックとの対戦が控えていて、チームの勝利のためにも上田のゴールに期待したいところだ。





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