ロシアW杯では優勝候補の一角
欧州予選ではイタリア代表を完膚なきまでに叩きのめすなど充実ぶりを披露しているスペイン代表は、スタメン11人のうち10人は決まっている。そう主張するのはスペイン『MARCA』だ。同メディアの考えでは固まっていないポジションは1つだけで、その他は不動と見ている。
まずGKではダビド・デ・ヘアだ。デ・ヘアは今季もマンチェスター・ユナイテッドでハイパフォーマンスを披露しており、ここは疑問がない。
最終ラインでは右サイドバックにダニエル・カルバハル、左はジョルディ・アルバ、センターバックはセルヒオ・ラモスとジェラール・ピケの鉄板コンビだ。今のスペインは世界最高のサイドバックコンビを抱える代表チームとも言われており、この2人を上回る存在はいない。センターバックも今季はラモスとピケが良いパフォーマンスを見せており、ここも手を加える必要はないだろう。
中盤ではアンカーにセルヒオ・ブスケッツ、左のインサイドハーフにアンドレス・イニエスタ、そしてもう1人のインサイドハーフだけが決まっていないと同メディアは伝えている。
前線はワイドな位置にダビド・シルバとイスコ、最前線はアトレティコ・マドリードに復帰してから印象的なプレイを見せているジエゴ・コスタだ。イスコはレアルで常に試合に出ているわけではないが、代表では中心選手になりつつある。イタリア撃破に大きく貢献したことなどを考えても、スタメン入りは妥当だ。
その他のブスケッツ、イニエスタ、シルバも当確だ。イニエスタの状態は気になるところだが、代表監督フレン・ロペテギは昨季よりも良い状態にあるとベテランに信頼を寄せており、コンディションが整っていれば迷いなくイニエスタだ。
最後に唯一決まっていないとされたポジションだが、コケ、チアゴ・アルカンタラ、サウール・ニゲスらでこのポジションを争っていくことになると同メディアは伝えている。いずれも実力者だが、ロペテギは誰をグループステージ初戦のポルトガル代表戦で起用してくるのか。中盤のポジションを巡る争いは今後激しさを増していきそうだ。