悲劇の溺死を遂げた元ギリシャ代表DF、幼い息子に約8億円の莫大な資産を遺す

シェフィールド・Uでプレイしたバルドック Photo/Getty Images

31歳で亡くなったバルドック

昨年10月、パナシナイコス所属でシェフィールド・ユナイテッドでもプレイしたギリシャ代表DFジョージ・バルドックが自宅のプールで死体で発見されるという事件が起こった。検死の結果、バルドックの体内からはアルコールや薬物の反応は検出されず、事故であるとされている。

公聴会で明らかになったこととして、バルドックは事故の翌日、幼い息子ブロディくんの1歳の誕生日を祝うためにイギリスへ渡る予定だったという。ギリシャ代表ではあるがバッキンガムシャー生まれであり、前シーズンにバルドックはシェフィールド・Uでプレイしていたため、家族はそのままイギリスに留まっていた。

なんともいたたまれない気持ちになるが、バルドックは多くの財産を家族に遺していたようだ。バルドックは遺言を遺していなかったため、財産は自動的に近親者に渡されることになる。遺言検認書類によると、バルドックが遺したお金の総額は578万1399ポンド。借金を精算すると、409万1003ポンド(約8億円)が残ることになるという。

『THE Sun』が裁判所文書を閲覧したところによると、彼の財産は婚約者アナベル・ディグラムさんによって、未成年のブロディくんの使用と利益のために、18歳になるまで管理されることになっているという。

アナベルさんがInstagramに投稿した追悼文のなかには、ブロディのために道を見つけると記されていた。

「私たちの愛しい息子にとって、完璧な父親でした。あなたは私を完成させてくれました。あなたは私の世界だったし、私たちもあなたの世界だったと確信しています。ブロディの笑顔、クスクス笑い、人を惹きつける人柄とともに、あなたはここにいます。私の世界は二度と元には戻らないけれど、ブロディのために道を見つけます。約束します。ずっと、これからもずっとあなたを愛しています、G」

悲劇的な死を遂げてしまったバルドックだが、多くの資産と愛を幼い息子に遺していた。

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