もう絶対的な存在ではない やはりサラーをベンチに下げたのは正解だったか、利己的なプレイに批判も

調子が上がらないサラー Photo/Getty Images

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サラーなしで連敗脱出

UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節、リヴァプールはフランクフルトと対戦し、5-1と勝利を収めた。ラスムス・ニッセンに先制点を奪われ一瞬嫌なムードになったものの、チームはその後連続ゴールで試合をひっくり返し、結果的に大勝を挙げることができた。

この試合、アルネ・スロット監督はモハメド・サラーをベンチに下げるという決断をした。開幕から不調が続き、もはや絶対的な存在ではないと囁かれていた。リヴァプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏も、サラーを外すべき時だと進言していた。

「モー・サラーに関しては、毎試合出場させるべきでない段階に達している。もはや『メンバー表の一番上』という状況は避けるべきだ。彼は依然としてベストイレブンの一員であり、ホームゲームにも出場しているが、そろそろ考え方を変えるべきなのかもしれない」
サラーはガラタサライ戦でも先発を外れていたため、スロット監督はリーグフェーズでは他のやり方を試すことをもともと考えていた可能性もある。しかしサラー外しは結果的に正解であった。

サラーは74分からウーゴ・エキティケに代わり出場しているが、プレイに対し批判も浴びている。試合終盤、右サイドから切り込んでチャンスになったシーンで、サラーはゴール前にいたフロリアン・ヴィルツへのパスを出さず自らシュートを選択し失敗している。『Daily Mail』などによると、ファンはこのプレイに激怒しているようだ。

「サラーがあんなに利己的でなければ、あれがヴィルツの初ゴールになっていたはずだ。ヴィルツがどれほどゴールを必要としていたかを考えれば、これは信じられないほどまずい選択だ」

「ユナイテッド戦でも同じことをした。ヴィルツとイサクは簡単にゴールを決めたはずだったが、彼自身もゴールを狙っていたのでシュートを打った」

「サラーは、この身勝手なナンセンスをやめるべきだ。パスしたほうが良い場所からシュートを打たなければ、今夜は簡単に2アシストを稼げたはずだ。こんなやり方があってはならない」

どうもサラーなしの方がうまくいっているリヴァプール。週末はブレントフォード戦となるが、フランクフルトよりも守備の堅い相手と思われる。ここでのスロット監督の判断に注目が集まる。



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