イタリア代表ならカナダ、カタール、スイスと同じW杯グループBを楽に突破できる? 抽選結果をマテラッツィ氏は歓迎「最も簡単なグループに入るチャンスを得た」

イタリアは欧州予選プレイオフへ回っている photo/Getty Images

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まずは欧州予選プレイオフを勝ち抜く必要があるが……

先日行われた2026W杯組み合わせ抽選会の結果、欧州予選プレイオフ・パスAの勝者はグループBに入ることが決まった。このパスAはウェールズ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北アイルランド、そしてイタリアの4チームが争うことになっており、この勝者がグループBに入ることになる。

この抽選結果がイタリアにとって悪いものではないと喜んでいるのが、元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィ氏だ。グループBには開催国カナダ代表、カタール代表、スイス代表が入っていて、そこまで厳しいグループとは言えない。イタリアがプレイオフを勝ち抜いて出場権を手にできれば、このグループBを突破するのはそれほど難しいことではないかもしれない。

マテラッツィ氏はこの抽選結果を歓迎していて、グループBのことを最も簡単なグループの1つと表現している。
「我々は最も簡単なグループに入るチャンスを得たが、とりあえず出場権を獲得しないとね。警戒すべきはカナダだ。開催国の1つだからね。相手のホームで代表チームと対戦するのは簡単なことではない。カタールも母国に誇りをもたらそうと全力を尽くすだろう。スイスは良いサッカーをするが、欧州の対戦相手の中では最も弱いチームの1つに数えられると思う。今回の組み合わせは決して悪くなかったよ」

「(プレイオフでは)何よりも恐れずにプレイしないといけない。前回大会の北マケドニア戦がそうだったように、些細なことが勝敗を分けたり、大きな代償を支払うことになる。イタリアは恐れることなく、力強くプレイしないといけない。こういう試合は勝たないと。北マケドニア戦の終盤に失点したようなミスを繰り返すわけにはいかない」(『Gazzetta dello Sport』より)。

確かにポット1の強豪国と当たる可能性があったことを考えると、カナダはそれほど悪い対戦相手ではない。ポット3からグループBに入ったカタールについても、エジプトやコートジボワールといったアフリカ勢に比べれば楽な相手と言えるか。

まずはプレイオフを勝ち抜く必要があるが、イタリアにとって悪い抽選結果でなかったことは確かだ。イタリアは3月のプレイオフ準決勝で北アイルランドと対戦し、勝てばウェールズVSボスニア・ヘルツェゴビナの勝者との対戦だ。

このプレイオフを勝ち抜く方がハードルが高いかもしれないが、イタリアはW杯出場権を勝ち取れるか。

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