鹿島アントラーズ、9季ぶり9度目のJ1王者に輝く! 頼れるエースのレオ・セアラがタイトルかかる大一番で2ゴールの大活躍

鹿島が横浜FMを下し、リーグ制覇(画像はイメージ) photo/Getty Images

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柏はあと一歩届かず

6日、2025明治安田J1リーグの最終節が行われた。注目を集めるのはやはり優勝争いだ。今シーズンの優勝争いは2チームに絞られ、頂点を目指して戦うのは鹿島アントラーズと柏レイソルに。首位・鹿島と2位の柏との勝ち点差はわずか1と、最終節まで優勝争いはもつれることとなった。

鹿島はホームに現在4連勝中と好調な横浜F・マリノスを迎え、柏はホームで今シーズン天皇杯を制したFC町田ゼルビアと対戦。鹿島は9年ぶり9度目、柏は14年ぶり2度目の優勝を目指す。

運命の最終節は両会場立ち上がりから熱を帯びた展開に。最初に試合を動かしたのは鹿島だ。19分、右サイドを松村が突破すると、中へクロス。荒木のシュートはあわなかったが、最後はレオ・セアラがボレー。いい形で試合に入った鹿島が優勝に近づく先制点をマークした。
一方、町田と対戦する柏はサイドの幅を使いながら攻め込もうと試みるも、町田の堅い守備を前に決定機を作るまでには至らず。逆に相馬がいる左サイドからピンチを招くシーンも。35分柏に決定機が。細谷がGKと一対一の局面を迎えるもこれはGK谷がビッグセーブ。こぼれ球に瀬川が反応するが、これも町田DFがブロックし、柏はネットを揺らせず。

鹿島は37分にFKから知念がヘディングで合わせてネットを揺らすが、これはギリギリオフサイドとなりノーゴール判定に。追加点とはならなかったものの、鹿島はマリノスにシュートを打たせず、相手陣地で試合を進める。

ストライカーの一振りで先手をとった鹿島は出足の早い守備でマリノスを圧倒し、1点リードで折り返す。一方の柏は細谷を中心に町田ゴールに迫るも得点は奪えず、こちらの会場はスコアレスで前半を終えた。

56分、鹿島が大きな追加点をマーク。右サイドを濃野と松村で崩すと、クロスに合わせたのはレオ・セアラ。優勝がかかる大一番でエースストライカーが2ゴールをあげ、鹿島の優勝を大きく近づける。

一方の柏対町田の試合はこう着状態が続いていたが、62分ついに試合が動く。右サイドを駆け上がった瀬川のクロスを町田DF岡村がクリアしきれずオウンゴール。柏が均衡を破り、先制点をマークした。

2点のリードを奪った鹿島はボールを回しながら時計を進め、マリノスに決定機を作らせないまま試合は終盤へ突入する。一方の柏も町田にゴールを許さず、1点リードのまま。

90分、マリノスが意地を見せる。左サイドからのサイドチェンジを受けた天野がGK早川との一対一を冷静に沈め、ゴール。1点差に詰め寄る。マリノスは最後アグレッシブに前に出るが、同点ゴールを奪うまでには至らず。

最終節までもつれた今シーズンのJ1優勝争い。鹿島はマリノスに2-1、柏は町田に1-0と2チームとも勝利を飾ったが、逃げ切った鹿島が9シーズンぶり9度目のリーグ王者に輝いた。

鹿島アントラーズ 2-1 横浜F・マリノス

鹿島アントラーズ得点者
レオ・セアラ(20分、56分)

横浜F・マリノス得点者
天野純(90+1分)

柏レイソル 1-0 FC町田ゼルビア

柏レイソル得点者
OG(63分)

FC町田ゼルビア得点者


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