「4年前に『死の組』を勝ち抜いた日本にとって、今や恐れる相手などいない」英メディアがW杯出場国のそれぞれの強さを分析 日本のキープレイヤーは……

来年のW杯でも躍進が期待される日本代表 photo/Getty Images

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前回大会と比べ選手層が厚くなった日本

来年6月に開催される北中米ワールドカップ。先月に出場国48チームのうち欧州、大陸間プレイオフに進む6チームを除いた42チームが決定し、今週末には組み合わせ抽選会が行われる。開催まで半年と迫る中、世界各国のメディアが様々な記事を取り上げており大いに盛り上がっている。

英メディア『The Athletic』は出場が決まった42カ国について特集を組み、各国それぞれの強さや大会でキープレイヤーとなる選手を紹介。8大会連続8回目の出場となる日本について、「2022年カタール大会の代表メンバーで、今や全盛期を迎えている選手が数名含まれることになる」と紹介している。

同メディアは日本のプレイスタイルについて「一言で言えば、速い」と説明。「日本は伝統的に、特に格下の相手に対しては容赦なくプレスをかけ、スピード感のあるボール回しを繰り広げる。森保監督率いるチームは、卓越したサイドプレイヤーと中盤の技術力を兼ね備えており、相手のプレッシャーをかわしながらボールを回し、ペナルティエリア端で攻撃陣に1対1のチャンスを与えることに成功している。しかしながら、世界のトップチームとの対戦では、国内リーグのJリーグがよりフィジカルな戦いへと進化したこと、そして前線の3選手が持つ流動性と両足使いを武器に、国際サッカー界屈指の危険なトランジション戦術を展開していることが明らかになりつつある。このスタイルで前回大会にてスペインを破った」とチームの戦術と選手の技術力を評価している。
また「日本サッカーの進化の一つは選手層の厚みにある。森保監督は過去2年間、選手層を広く厚くしてきた。かつて本田圭佑、中田英寿、香川真司が担ってきたような、一人のクリエイティブな中心選手に頼るのではなく、堂安、久保、三笘といった選手たちが、その役割を担うことができる」と選手層の厚さも評価。キープレイヤーにはキャプテンである遠藤航を挙げ、「リヴァプールのMFである彼は、デュエルを制し、広い中央エリアをカバーする能力を持ち、ボールを失っても前線が高い位置でプレスをかけることが可能だ」と述べた。

前回大会でドイツ、スペインを倒しグループ首位通過果で世界を驚かせた日本。大会後は選手各々がレベルアップし、今や5大リーグで活躍する選手が増えた。おかげで代表チームのレベルも上がり、翌年ドイツに快勝。今回の予選では圧倒的な力を見せ、先日のブラジル戦では見事に勝利した。そんな日本代表について「4年前に『死の組』を勝ち抜いた日本にとって、今や恐れる相手などいない」と記した。

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