J・フェリックスはサウジで復活する? C・ロナウドとの“サウジコンビ”がポルトガル代表攻撃陣の柱になる可能性

アルメニア戦でゴールを決めたフェリックス photo/Getty Images

続きを見る

アルメニア戦ではロナウドとアベック弾

欧州トップリーグからサウジアラビアへ移籍した選手を引き続き代表チームに招集すべきなのか。これは時折議論となるが、ポルトガル代表においては全く関係ない。

代表監督ロベルト・マルティネスは就任からアル・ナスルFWクリスティアーノ・ロナウドに絶対の信頼を寄せており、昨夏のEURO2024でも起用し続けてきた。それは2026ワールドカップ欧州予選でも変わることはなく、6日のアルメニア戦でもロナウドを先発起用。

さらに2列目では、今夏にロナウドのいるアル・ナスルへ加入したFWジョアン・フェリックスも先発起用。2人は指揮官の期待に応え、2ゴールずつを記録。チームの5-0勝利に大きく貢献した。
FIFA公式は、アル・ナスルの2人組がポルトガル代表の前線デュオになるかもしれないと注目しており、フェリックスはアル・ナスルへ移籍してから絶好調だ。

サウジ・スーパー杯準決勝のアル・イテハド戦で1ゴール、リーグ開幕戦のアル・タアーウン戦ではハットトリックを記録していて、自信を取り戻すうえでアル・ナスル移籍は良い選択だったかもしれない。

フェリックスは先輩のロナウドがアル・ナスルへ誘ってくれたと語っていて、アル・ナスルのプロジェクトにはかなり満足しているようだ。

「クリスティアーノはクラブのプロジェクト発展に貢献している。彼は最初にクラブへ来るよう話してくれて、そこで素晴らしいものを感じた。サウジアラビアのリーグは大きく進化していると感じているし、毎年多くの選手がやってきている。アル・ナスルのプロジェクトは素晴らしいし、刺激的だ。ゴールやアシストを決めて勝利に貢献したい。そして何より、アル・ナスルの優勝にだ」

フェリックスはアトレティコ・マドリード、ミラン、チェルシーなど欧州ビッグクラブでは思うような結果を残せなかったが、ベンフィカ時代は才能を絶賛されていた逸材だ。スペイン『SPORT』はサウジアラビアで引退するわけではないと伝えていて、25歳という年齢を考えてもサウジアラビアから欧州再挑戦も十分にあり得る。

まずは自信を取り戻すことが先決で、ここまでは良い効果が出ている。ロナウドから刺激を受け、ポルトガル代表でも覚醒なんてシナリオもあるかもしれない。ロナウド&フェリックスのサウジアラビア組がポルトガルの攻撃をリードする展開も現実的か。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.308 超ベテランの最終章

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ