ブライトンを支えて15年 3部時代からチームのために戦い続けてきたDFダンクの重要性「クラブの文化を理解しているのは常に良いこと」

ブライトンでプレイするダンク photo/Getty Images

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通算500試合出場へ近づく

今からちょうど15年前の2010年5月1日、当時まだイングランド3部相当となるリーグ1で戦っていたブライトンで1人のセンターバックがデビューを果たした。

クラブのアカデミーで育ってきたDFルイス・ダンクだ。ダンクがプロデビューしたのは2010年5月1日のMKドンズ戦で、そこからブライトン一筋で戦い続けてきた。一時ブリストル・シティなどにレンタル移籍していた期間はあったが、それは経験を積むためのものだ。それ以外はブライトンでプレイを続けていて、通算出場数は485試合に達している。

ブライトンは前節のウェストハム戦でFW三笘薫のゴールもあって3-2と劇的勝利を収めているが、ダンクはこのゲームにもキャプテンマークを巻いてフル出場している。ゴールを決めたのは三笘やカルロス・バレバだが、試合後に指揮官ファビアン・ヒュルツェラーはダンクのことも称賛していた。
「選手たちは特別なメンタリティを見せてくれたね。特にチームの主将であるダンクがね。彼がチームメイトを支えてくれるおかげで、いかにポジティブでいられるか。言葉、ボディランゲージで彼は存在感を示していた。地元育ちの選手や、このクラブに長く在籍している選手がピッチに立つのは嬉しいことだよ。クラブの文化を理解しているのは常に良いことだ。チームにそういう選手がいるのは重要なんだ」

今でこそブライトンはプレミアリーグでも上位を狙えるチームになったが、ダンクがデビューした当初は下位カテゴリーで戦っているチームだった。2部に昇格したのは2011年のことで、そこから2部での戦いが6シーズン続いた。その間もダンクはチームのために体を張り続けてきたのだ。

大きな怪我が少ないのも特長的で、プレミアに昇格してからも毎シーズン30試合以上に出場している。33歳で迎えた今季は負傷で離脱していた期間があるが、それでもここまでリーグ戦24試合に出場。重要度は変わっていない。

クラブとの契約は2026年夏までとなっているが、『The Athletic』によれば来季の出場試合数でもう1年契約が延長されるオプション付きだ。ヒュルツェラーの言葉通りダンクの重要性は変わらないはずで、クラブ通算500試合出場はもうすぐだ。

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