“完全復活”の兆しを見せる2ゴール 昨季の苦境を乗り越えたリシャルリソンはゴール量産となるか

2ゴールを挙げたリシャルリソン photo/Getty Images

指揮官も活躍を称賛

トッテナムはプレミアリーグ第16節でニューカッスルと対戦し、4-1で勝利を飾った。

開幕から好調なスタートを切っていたトッテナムだったが、怪我人が続出してしまい、直近5試合は1分4敗となっていた。勝ち点3がどうしても欲しい状況で、FWソン・フンミンが1ゴール2アシストの大活躍を見せる。

そして、この試合で輝きを放ったのはソンだけではない。2ゴールを決める活躍を見せたのがFWリシャルリソンだ。昨シーズンにトッテナムに加入した同選手は、リーグ戦27試合に出場し、1ゴール4アシストを記録。ゴール数がわずか1ゴールに終わったこともあり、批判の対象となってしまった。
復活を誓った今シーズン。先月に鼠蹊部の手術を受けるなど、離脱期間があったもののここまでリーグ戦13試合で3ゴール3アシストの活躍を見せている。カラバオカップでも点を取っており、今季は公式戦14試合で4ゴールを決めている。

この日、2ゴールを決めたリシャルリソンに指揮官のアンジェ・ポステコグルーも称賛を惜しまない。

「リッチーは素晴らしかった、本当に重要だった。彼とパプ(サール)が入ってくることで、私たちに本当のエネルギーを与えてくれる。ミッドウィークの試合でもそれが必要になるだろうし、彼らならそうしてくれると思った」

「リッチーはシーズンの初めにも我々にとって重要な存在だったが、完全にコンディションが整っていなかった。彼は動きが制限されていたのがわかったと思う」

「彼を試合に出場させるために、ワイドでプレイさせなければならないこともあった。復帰して以来、身体的にもかなり良くなってきているし、それが精神的にも助けになっていると思う。彼にとって2ゴールを決めたのは素晴らしいことだが、ゴールだけでなく、彼の全般的な仕事ぶり、エネルギー、フィジカルも素晴らしかった」(英『Evening Standard』より)

昨シーズンは苦しい1年を過ごしたリシャルリソン。トッテナムが再び首位の座に返り咲くにはこの男の活躍が不可欠となる。

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