アーセナルはランス戦にサカを起用する必要があったのか 負傷交代に「この試合が今季のターニングポイントになる」可能性

前半で交代となったサカ photo/Getty Images

このゲームが休むチャンスだったとも

2日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でフランスのRCランスと対戦したアーセナルを悪夢が襲った。チームに欠かせぬFWブカヨ・サカが負傷してしまったのだ。サカは前半だけで退いており、アーセナルは8日にプレミアリーグでマンチェスター・シティとの重要なゲームを控えている。サカ抜きでの戦いとなれば苦しい。

『CBS Sports』が問題視したのは、このRCランス戦にサカを先発させる必要があったかどうかだ。油断はできないが、アーセナルはCLでPSV、RCランス、セビージャと同居しており、優勝候補と呼べるクラブは見当たらない。順当に考えれば、アーセナルはベスト16へ進めるはずだ。

8日にマンC戦を控えていることを考えても、最近のリーグ戦で足を傷めた様子もあったサカをわざわざ先発させる必要はなかったかもしれない。同メディアもRCランス戦はサカを休ませる数少ないチャンスだったと主張する。
「サカに一息つけるゲームがあるとしたら、それはこのゲームだった。これは決してランスを軽視するものではない。ただ、サカは直前の2試合で足を引きずってベンチへ下がっていた。今回のランス戦はガブリエウ・ジェズス、エミール・スミス・ロウ、リース・ネルソンのような選手がいたため、選手が不足していたわけでもなかった。これが初めてではないが、アルテタは層が厚くなったチームを最大限に活用できていないように見える。この試合が今季のターニングポイントになると言っても過言ではない」

サカの状態や、8日のマンC戦の結果次第ではプレミアリーグ制覇に早くも黄信号が点灯することになるかもしれない。今季は新戦力のDFユリエン・ティンバーが早々に離脱するなど、アーセナルは故障者に悩まされている。積極的にローテーションすべきだったかもしれないが、サカが負傷したことに加えて1-2でRCランス戦を落としてしまったことが今後にどう響いてくるだろうか。

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