1年7カ月ぶりの “10番”のゴール 倉田秋はチームに大きな2勝目に貢献 

今季2勝目を挙げたG大阪の先制点をマークした倉田(画像はイメージ) photo/Getty Images

先制ゴールでチームを引っ張る

今シーズンJ1リーグにて最も苦戦しているチームがG大阪だ。かつては毎シーズン優勝争いに名を連ねた強豪であったが、リーグタイトルは2014年以来取ることができていない。

昨シーズンはなんとか残留を果たし、今シーズンこそはと躍進を誓ったが、14試合を終えた時点でわずか1勝。最悪のシーズンスタートを切っていた。チーム状態が良くない中で挑んだ15節の新潟戦では、14節と同じではなく、ボールを持たせてショートカウンターを狙う形に。この試合で攻守に渡るハードワークで今シーズンの2勝目に貢献したのが倉田秋だ。

前節が今季初のスタメン出場だった倉田は、この試合もスタメンに名を連ねた。献身的な動きを試合開始から見せていた倉田は、イッサム・ジェバリのクロスを倒れながら押し込み、貴重な先制ゴールをマーク。チームに勢いを持たせた倉田はその後も左サイドで黒川圭介と共に躍動。73分に交代となってしまったが、この試合の左サイドの躍動はG大阪のリーグ戦8試合ぶりの勝利に大きく貢献した。
途中ローン移籍等もあったが、2007年からG大阪に在籍している倉田。国内3冠などG大阪の全盛期を知るメンバーだったが、ここ数年は苦戦していた。昨シーズンはキャプテンを任されながらもノーゴールに終わった。G大阪の酸いも甘いも知る34歳の1年7カ月ぶりのゴールはチームに勢いをもたらすことができるか。

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