20歳の神童・カマヴィンガはチュアメニをも超えたのか もう《世界最高の守備的MFトップ10》に入ってきた

レアルで様々な役割こなすカマヴィンガ photo/Getty Images

急速に上がる評価

退団したカゼミロに代わり、レアル・マドリードではトニ・クロース、ルカ・モドリッチ、オーレリアン・チュアメニのトライアングルが中盤の新たな柱になると思われた。モナコから8000万ユーロで加えたチュアメニの存在は大きく、カゼミロの後継者にピッタリの人材だ。

ただ、その争いに割って入る者が現れた。ワールドカップ・カタール大会終了後より評価を上げてきたMFエドゥアルド・カマヴィンガだ。

チュアメニと同じフランス代表のカマヴィンガは、レアルでも代表でも指揮官の要求に応え続けてきた。本職は中盤だが、緊急時には左サイドバックにも対応。元より身体能力が高いため、サイドバックにも適応できてしまうところにカマヴィンガのサッカーセンスが表れている。
5日に行われたバルセロナとのスペイン国王杯・準決勝2ndレグでも左サイドバックに入り、攻守に奮闘していた。一方でチュアメニはベンチスタートとなっており、指揮官カルロ・アンチェロッティの中でカマヴィンガの評価が上がっているのは間違いない。

最近は中盤でカマヴィンガ、クロース、モドリッチのトリオが選択される機会も増え、チュアメニは3月のバルセロナ2連戦、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ・リヴァプール戦など重要なゲームでスタメンから外れている。

先日には英『FourFourTwo』が『現世界最高の守備的MFトップ10』なるランキングを作成しているが、そこでもチュアメニが選外なのに対してカマヴィンガは9位に入っている。

10位:セルヒオ・ブスケッツ(バルセロナ)

9位:カマヴィンガ

8位:エンゴロ・カンテ(チェルシー)

7位:マルセロ・ブロゾビッチ(インテル)

6位:デクラン・ライス(ウェストハム)

5位:マルコ・ヴェッラッティ(パリ・サンジェルマン)

4位:トーマス・パルティ(アーセナル)

3位:カゼミロ(マンチェスター・ユナイテッド)

2位:ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)

1位:ロドリ(マンチェスター・シティ)

この結果には賛否両論あるだろうが、カマヴィンガの評価はここでも上昇している。チュアメニの能力も高いが、より幅広い役割をこなせるカマヴィンガこそ今後のレアルMF陣をリードしていく存在なのかもしれない。

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