延長するには自腹で1億円以上が必要? ペドロの契約に組み込まれた“珍しい条項”が話題

今夏の去就に注目が集まっているペドロ photo/Getty Images

最良の決断ができるように努力したい

元スペイン代表MFペドロは、今季限りで所属クラブであるラツィオとの契約が満了を迎える。こういった状況もあり、今夏の去就に注目が集まっているが、同クラブと契約を延長した場合、契約内容に組み込まれた“珍しい条項”が行使されるようだ。現地で話題になっている。

現在35歳のペドロは、バルセロナとチェルシーでの活躍を経て、2020年夏にローマへ移籍した。自身初のイタリア挑戦ではあったが、加入初年度から公式戦40試合に出場して6ゴール7アシストを記録。持ち前の高い技術と豊富な経験で、新天地でもすぐさま結果を残してみせた。ローマと3年契約を締結していたため、2年目以降の活躍も期待されたペドロだが、2021年夏に驚きの出来事が起こる。なんと彼は、同じローマに本拠地を置くライバルクラブのラツィオへ電撃移籍を果たしたのだ。

この移籍に関して、周囲からさまざまな意見が飛び交い、プレイへの影響も懸念された。しかし、さすが百戦錬磨のペドロだ。ラツィオでも1年目から違いを見せつけており、昨季は公式戦41試合に出場して10ゴール5アシスト。今季もここまで同36試合に出場して7ゴール5アシストを記録している。
この2年間の活躍を見ると、来季以降の残留を望むラツィオファンも少なくないのではないか。ペドロ自身も先日、メディアの前で「ここに満足している。ラツィオのことはいつだって評価しているからね。最良の決断ができるように努力したい」と述べていた。

ただ、もしラツィオとの契約を延長することとなれば、ペドロは自身の懐を痛めることとなるという。伊『Il Messaggero』などによると、ペドロが当初締結していた2年間を超えてラツィオと契約を結んだ場合、自身の財布から100万ユーロ(約1億4000万円)近い支払いを、古巣ローマに対して行わなければならないとのことだ。

来季のCL出場権の有無なども去就に影響しそうだが、はたしてペドロはシーズン終了後にどのような決断を下すのか。今後の動向に注目だ。

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