今季ミランは得点力不足に悩まない? レビッチやディアスの好調と新戦力への期待

開幕戦2ゴールのレビッチ photo/Getty Images

リーグ開幕戦は白星スタート

昨季はFWラファエル・レオンやFWオリヴィエ・ジルーのゴールに頼ることが多かったミランの攻撃陣。まだリーグ戦を1試合終えただけだが、今季は得点のバリエーションが増えることになるかもしれない。

ミランは今夏、FWチャールズ・デ・ケテラエルやFWディボック・オリギといった前線のタレントを獲得。攻撃力の増加を図った。

8月上旬まで移籍が決まらなかったデ・ケテラエルと負傷していたオリギは、プレシーズン中にプレイする姿を見せることがほとんどできなかったが、代わりに他の選手たちが躍動。昨季リーグ戦3ゴールのMFブラヒム・ディアスや2ゴールのFWアンテ・レビッチが好調をアピールし、今夏からチームに加わったMFヤシン・アドリなども結果を残した。

そして、ウディネーゼとのセリエA開幕戦では、レビッチの2ゴール、ディアスの1ゴールなどがあり、4-2の快勝。デ・ケテラエルやオリギも途中出場を果たし、取り消しとはなったが、デ・ケテラエルがネットを揺らす場面もあった。

伊『CalcioMercato』は、得点力不足に苦しんでいた昨季終盤は、4得点を奪って勝利した例がないとこの試合を評価。強いて言えば、ヘディングから2失点を喫したために、ハイボールに強いDFが必要だと主張しており、あとはMFイスマエル・ベナセル、MFサンドロ・トナーリ、MFラデ・クルニッチに続く中盤の選手が加入すれば、ミランは完璧なマシンに仕上がると伝えている。

中盤から後ろの問題はともかく、レビッチやディアスがこのまま好調を維持し、デ・ケテラエルやオリギといった新戦力も機能するようになれば、より多くの得点を生み出すことができるだろう。昨季は堅守を誇ったミランだが、今季は攻撃でも強みを見せることができるか。

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