新潟でプレイしたキム・ジンスを覚えているか ACLでF・マリノス撃破に貢献した現役韓国代表SB

アルビレックス新潟でプレイした過去を持つキム・ジンス photo/Getty images

勝利に大きく貢献している

ACLのグループステージを戦う横浜F・マリノスは19日に全北現代と対戦。1節HAGL戦でF・マリノスは勝利を収めており連勝を狙いたかったが、前半の失点が重くのしかかり、0-1での敗戦となってしまった。試合を通して70%のボール保持率を記録したが、チャンスらしいチャンスは岩田智輝のシュートくらいであり、アタッキングサードでの崩しは改善が必要である。

そんなF・マリノスを破った全北現代だが、Jリーグになじみのある選手が活躍していた。左サイドバックで先発したDFキム・ジンスだ。

韓国人ながら2012年にアルビレックス新潟でプロデビューした珍しい経歴を持つキム・ジンス。2014年までプレイし、その後はホッフェンハイム、全北現代、アル・ナスルを経由して再び全北現代に身を置いている。

縦へのドリブルの推進力を持ったサイドバックであり、突破から高精度のクロスを供給して攻撃を活性化させることのできる現役の韓国代表である。守備でも高い強度を保てる選手であり、攻守に隙がない。

F・マリノス戦でも攻守への貢献度は目立っていた。29分全北現代がF・マリノスのハイプレスを上手くかわすと、左サイドでフリーとなっていたキム・ジンスにパスが出る。相手の右サイドバックである松原健が高い位置を取っていたこともあって左サイドががら空きであり、自慢のドリブルでボックス内に侵入。カバーに入ってきた松原と交錯し、PKを獲得している。その後はスタニスラフ・イルチェンコがそのPKを沈め、虎の子の一点を守り切って勝ち点3を獲得している。

キム・ジンスは素晴らしいオーバーラップで勝利に貢献したが、その場面以外でも3本中2本クロスを成功させる、地上戦でのデュエル5戦3勝など目立ったスタッツを残しており、攻守両面で輝きを放っている。F・マリノスは5月1日に全北現代と再戦する予定となっており、キム・ジンスへの対応はより慎重になったほうが良さそうだ(データは『SofaScore』より)。

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