今夏も上位クラブ行きの夢は実現せず? セリエAで注目集める中盤戦士に立ちはだかる試練

ユヴェントスやローマが注目していたとされるナンデスだが…… photo/Getty Images

今度は怪我で移籍の話が消えるのか

昨夏にはインテル行きの話が成立間近で破談になった中盤戦士。しかし、彼は今季終了後の移籍市場でも掴みかけたステップアップのチャンスを逃すこととなってしまうのだろうか。今は悔しくても1年後にリベンジを……。そういった思いを持ちながら2021-22シーズンの戦いに臨んだはずのカリアリMFナイタン・ナンデス(26)だが、ここにきて彼には試練に直面している。

その試練とは、ほかでもない怪我だ。今季は開幕からレギュラーとしてセリエA17試合に出場していた同選手だが、近頃は新型コロナや度重なる負傷の影響でピッチから遠ざかることとなっている。特に1月のトレーニング中に負傷した右膝の状態は思わしくないようで、現在の同選手は直近のリーグ戦7試合を欠場している状況だ。そして先日、精密検査を行ったところ、右膝の怪我は内側側副靭帯の損傷と明らかになったと伊『calciomercato』が伝えている。同メディアによると、もう今季中の復帰は難しいようだ。

ここ最近はユヴェントスやASローマからの関心も伝えられていたナンデス。しかし、この怪我によって彼を獲得するハードルは上がってしまったと言っていいか。さすがにほぼ半年間プレイしていない選手にアプローチをかけるのは、獲得するクラブにとってリスクが大きい。加えて、ユヴェントスとローマは彼のほかにも獲得候補を何人かリストアップしていたとされる。昨夏はインテルの補強方針変更によって、そして今夏は自らの怪我によってナンデスはステップアップのチャンスをフイにしてしまう可能性が高まっている。
インテルからの関心が伝えられた際には、移籍を実現させるためにカリアリの練習をボイコットするといった行動も見られたナンデス。上位クラブ行きへの意欲は人一倍強いはずだが、彼はまたもカリアリに留まることとなるのだろうか。セリエAの中盤戦士は怪我に悩まされることとなっている。

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