絶好調アヤックスがまさかの敗北…… ハラー、アントニーら“主力引き抜き”で1つの時代に区切り

ベンフィカに敗れたアヤックス photo/Getty Images

今夏も市場で主力が狙われる

グループステージでは6戦全勝、20得点5失点と圧倒的だったアヤックスがまさかのベスト16敗退だ。16日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでベンフィカに0-1で敗れてしまい、早々に冒険は終わってしまった。

今季のチームには2018-19シーズンのベスト4をも超える成績が期待されていただけに、優勝候補とは言えないベンフィカに敗れたのはショックが大きい。そして何より、今夏でまた一度アヤックスのサイクルは終わると考えられている。今夏に待っているのは、再びの主力引き抜きである。

現在市場を騒がせている選手といえば、セルジーニョ・デストに続くサイドバックのブレイク候補とされるノゼア・マズラウィ、29歳のアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコ、ユヴェントスなど複数のビッグクラブから関心を集める19歳のオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフ、右サイドの支配者となったブラジル代表の若きFWアントニー、そしてエールディヴィジとチャンピオンズリーグの両方で得点を量産するFWセバスティアン・ハラーにもインテルが関心を示しているとされる。
2019年夏にMFフレンキー・デ・ヨング、DFマタイス・デ・リフトが引き抜かれたように、今夏もアヤックスのプレイヤーは大人気だ。ここで主力が引き抜かれることで、またアヤックスは1からチームを構成することになる。それだけに今季のチームがベスト16で消えてしまったのは残念でならない。

さらに指揮官エリック・テン・ハフも人気が高く、指揮官流出もあり得る。伊『Gazzetta dello Sport』はマンチェスター・ユナイテッドが関心を示していると伝えており、ビッグクラブはアヤックスを魅力ある集団に仕上げたエリック・テン・ハフが欲しいだろう。

来季以降のアヤックスはまた顔ぶれが変わり、チャンピオンズリーグで上位を目指すのは難しくなるかもしれない。それだけに今季への期待は大きく、ベスト16で敗れたことにはサポーターも肩を落としていることだろう。

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