夏にアヤックスの“NEXTポグバ”はどこへ行く ビッグクラブ大注目の逸材MFに急接近するクラブは

今夏争奪戦となる可能性が浮上しているアヤックスのグラフェンベルフ photo/Getty Images

争奪戦で一歩リードしているのは?

はたして、複数のビッグクラブから関心を寄せられる逸材MFは夏の移籍市場でどのような選択をすることとなるのだろうか。現在、オランダの名門が抱える巨大な才能には欧州各地から視線が集まっている。

その選手とは、アヤックスに所属するオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフ(19)だ。身長190cmの大柄な体躯が目を引くものの、柔らかなタッチでボールを扱う技術が各方面から高く評価されている同選手。華麗なダブルタッチで相手をいなすプレス回避能力も魅力的で、そのサイズや優れたボールスキルを理由に現地では“NEXTポグバ”とも呼ばれている。

それだけの才能を持った選手だけに、今夏の欧州移籍市場では彼の争奪戦が勃発する可能性が高まっている。蘭『De Telegraaf』によると、現在の同選手にはレアル・マドリードやマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘン、ユヴェントスといったクラブが獲得に関心を寄せているという。
しかし、現時点でグラフェンベルフの獲得レースを一歩リードしているのは、この2クラブではないのかもしれない。英『Daily Mail』によると、すでにバイエルンはグラフェンベルフの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏と接触しており、獲得に関する具体的な話を進めているとのこと。選手本人も、次第にバイエルンへの興味を深めている可能性は高いと同メディアは伝えている。

たしかに、バイエルンへの移籍はグラフェンベルフにとって悪くない選択肢だ。毎年のようにチャンピオンズリーグへの出場が保証されているようなクラブであることに加えて、同クラブの中盤は基本的にアヤックスと同じダブルボランチを採用することも多い。現状プレイしているシステムに近い形で試合に臨むことができるというのは、選手にとって大きいだろう。

まだ最終的にどのような決断を下すかはわからないが、バイエルン行きの線が濃厚となってきたグラフェンベルフ。今後の動向には注目したいところだが、はたして今後の展開はいかに。

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