攻撃的MFとして最も数字を残す危険な男 36試合で25ゴール8アシストを記録するスナイパー・エンクンク

今季不調のライプツィヒで一人気を吐くクリストファー・エンクンク photo/Getty images

来夏市場を騒がせることになるだろう

ブンデスリーガの点取り屋といえばやはり、バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキの名前が挙がる。33歳と衰えの見え始める年齢だが、今季はリーグ戦24試合で28ゴール1アシストを記録。CLでの成績も合わせると、今季すでに37ゴールを奪っていることになる。世界最高のストライカーであることに異論なく、今後どこまで記録を伸ばすのか注目したい。

そんなレヴァンドフスキのように連日得点に関与しているアタッカーがブンデスリーガのライプツィヒで躍動している。MFクリストファー・エンクンクだ。彼はポーランド代表FWと違いストライカーではなく2列目で戦う選手だが、リーグ戦で14ゴール7アシストと大量得点に関与している。CLでの数字を合わせれば24ゴールであり、レヴァンドフスキと大きく離されることにはなるが、十分に評価できる数字である。

データサイト『transfermarkt』の集計によればエンクンクは現時点で最も得点に関与しているMFだという。36試合で25ゴール8アシストであり、これはレヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツの27試合で10ゴール13アシスト、マンチェスター・ユナイテッドのブルーノ・フェルナンデスの35試合9ゴール12アシストをも凌ぐ記録である。

来夏の移籍市場ではエンクンクが人気銘柄となるか。24歳の若さに加え、前線ではサイドでも中央でもプレイできるユーティリティ性を持っている。怪我で離脱することも少なく、安心して戦力として計算することができる。独『Bild』ではエンクンクを7500万ユーロで獲得できると報じており、プレミアのクラブなら払うことができる数字だ。現実味はないが、前線のユーティリティ性を考えればマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラが好むタイプの選手でもある。

以前も13アシストを記録するなど、目に見える数字を持つ選手だったが、今季はそのアシスト能力に加え、得点力が開花している。優秀な選手であり、代表やクラブで今後も継続して名前を聞くことになりそうだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ