バイエルンもマンCも参加する大争奪戦に? セリエA中堅クラブで育つ19歳の万能SB

夏の移籍市場で争奪戦となる可能性が取り沙汰されているヒッキー photo/Getty Images

夏に熱い戦いが繰り広げられる予感

2021-22シーズン終了後、セリエAの中堅クラブから一人の若者がステップアップを果たしていくのだろうか。昨季まで日本代表DF冨安健洋も所属していたボローニャに、現在欧州の各方面から注目を集めている逸材がいる。

その選手とは、U-21スコットランド代表DFアーロン・ヒッキー(19)だ。伊『calciomercato』によると、現在の同選手にはバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ、アストン・ヴィラ、ACミラン、ASモナコといったクラブが獲得に関心を示している様子。なかでもバイエルンとマンCは彼の確保に熱心なようで、早くもボローニャに対して接触を図っているようだ。

今季はここまでセリエAで24試合に出場し、4ゴール1アシストを記録しているヒッキー。普段は主に左サイドバックを担当しており、その優れた攻撃力はかねてより高く評価されている。足元のテクニックにも目を見張るものがあり、後方のビルドアップにも積極的に関与できる点は非常のポジティブ。それでいて、ウイングバックや右サイドでの起用も可能というユーティリティ性も魅力的だ。こうした特性を見てみると、強豪クラブがこぞって彼の獲得に迫るのも頷ける。
両足で遜色ないキック精度を活かしたビルドアップ能力に、シンプルな縦への突破力も併せ持つボローニャの新鋭サイドバック。はたして、今季セリエAのU-20戦士で最も多くのプレイタイム(1877分間)を稼いでいる男は、来季どこでプレイすることとなるのだろうか。その動向には今後も注目だ。

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