元浦和の豪州代表FWが母国で活躍中 ACLでも日本の強敵となるかもしれないアタッカー

メルボルン・シティで活躍するナバウト photo/Getty Images

今季ここまで4ゴールを決めるナバウト

様々な理由でJリーグでは輝きを放つことができなかった外国人選手でも、母国では大きな活躍を見せるケースは少なくない。浦和レッズへ加入するものの怪我の影響もあり出場機会が限られ、わずか1年半でクラブを退団したFWアンドリュー・ナバウトはオーストラリアで主力として活躍している。

2016年にニューカッスル・ジェッツで頭角を現したナバウトは、Aリーグの2シーズンで18ゴールを挙げる活躍を見せると、2018年に浦和レッズへと加入した。堀孝史監督の下でサイド攻撃をメインとしたスタイルで、切り札として期待された助っ人だったが、加入初年度は12試合出場無得点に終わる。

2019年も8試合1ゴールと結果を残せず7月に退団。オーストラリアへ復帰すると、再び得点能力を見せて22試合8ゴールと活躍する。今シーズンもメルボルン・シティで9試合4ゴール3アシストと前線からチームをけん引している。

ドリブルとスピードを武器に相手陣内へと攻め入るナバウト。Jリーグで彼の得点能力は鳴りを潜めてしまった。その大きな要因は怪我と指揮官交代の影響だろう。J1第12節の川崎フロンターレ戦でチョン・ソンリョンと交錯して右肩を負傷。早期復帰してロシアW杯に出場するも、再び怪我で離脱してしまうなど、負傷による離脱によって浦和での出場機会は限られてしまった。

さらに彼の在籍した1年半で堀孝史監督、オズワルド・オリヴェイラ監督、大槻毅監督と3人の指揮官がチームの指揮を執るなど、浦和も安定しないシーズンを過ごしていた。加入する時期が違えば、自身のパフォーマンスを当時よりも発揮できていたかもしれない。

メルボルン・シティはAFCチャンピオンズリーグに出場しており、同組に日本のクラブはいないものの決勝トーナメントに勝ち進めば、対戦する可能性も十分にあるだろう。自身の能力を存分に発揮しているナバウトが、アジアの舞台で日本のクラブに立ちふさがるかもしれない。

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