デ・ヨング&デ・リフトの移籍は正しかったか クラブが《7位&8位》に沈むまさかの現状

バルセロナへ移籍したデ・ヨング photo/Getty Images

アヤックス退団以降、大幅に評価が伸びているかは微妙なところ

アヤックスが輩出したオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングとDFマタイス・デ・リフト。2人は2018-19シーズンにアヤックスをチャンピオンズリーグ・ベスト4へと導き、その年の夏にそれぞれステップアップした。

デ・ヨングはバルセロナへ、デ・リフトはユヴェントスへ向かったわけだが、この判断は正しかったのだろうか。最近は2人の移籍の可能性が噂されるなど、周辺が騒がしくなっている。

デ・ヨングはバルセロナのスタイルに合う選手ではあるが、加入からは国王杯しか獲得できていない。チャンピオンズリーグではアヤックス時代のベスト4を超えることができず、今季にはまさかのグループステージ敗退を味わってしまった。チームは混乱の中にあり、現在リーグ順位は8位。このままでは来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できない可能性があり、今となってはバルセロナ行きが正しい判断だったのか微妙なところだ。

デ・リフトはイタリアの地で世界最高DFへ近づいているのか photo/Getty Images

このままでは来季のCLが危ない

一方のデ・リフトはユヴェントスでセリエA、コッパ・イタリア、イタリア・スーパー杯制覇を経験したが、こちらも今季はリーグ戦で大苦戦。現在は7位に沈んでおり、バルセロナ同様来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるか分からない状況だ。まさか2010年代のセリエAを支配していたユヴェントスがチャンピオンズリーグ出場権確保に苦労するとはデ・リフト本人を含め誰も予想していなかっただろう。

チャンピオンズリーグの方でも2シーズン連続ベスト16に終わっており、アヤックス退団以降デ・リフトの評価が上がっているか分かりづらい。

現在バルセロナは最終ラインに問題があり、ユヴェントスの方は中盤のクオリティが2010年代に比べて落ちたと指摘されている。今となっては、デ・ヨングとデ・リフトの移籍先が逆だったらなんて考えもよぎる。

果たして2人の移籍は正解だったのか。当時は良い補強に思われたが、チームは想像以上の大苦戦だ。アヤックス退団以降の2人の道のりは順調とは言い難く、想定通りのキャリアとはなっていないか。

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