ケイン取り損ね9番不足のマンC 狙うはフランスで成長する“NEXTベンゼマ”

マンCから関心を寄せられているグイリ photo/Getty Images

9番が足りない

今夏の移籍市場では退団したセルヒオ・アグエロに代わる新たなストライカーを探していたマンチェスター・シティ。しかし、ターゲットであったハリー・ケイン獲得は失敗しており、本職のストライカーゼロでシーズンを迎えている。それでも、リーグでは3位と好成績を残しており、他のポジションの選手を9番に回すことで白星を積み上げている。しかし、コンバートされたフェラン・トーレスの怪我やラヒーム・スターリングの不調など、やはりセンターフォワードを任せられる選手は少なく、補強は必須か。

そこでマンCのターゲットとなっているのは今季リーグ・アンで2位に付けるニースのFWアミーヌ・グイリだ。同じくフランスのリヨンで育つも出番はなく、昨季ニースへ加入すると12ゴール7アシストを記録し、ブレイク。今季も勢いを保っており、12試合で6ゴール4アシストと得点に絡んでいる。英『Manchester Evening News』でもフランス代表FWのカリム・ベンゼマにプレイスタイルが似ていることから、マンCがNEXTベンゼマに興味を示していると報じており、移籍金は約50億円といわれている。

このように既にビッグクラブから関心を寄せられているグイリだが、9番を本職としながら左サイドも務めることができる。前線に留まることなく各局面に顔を出しゲームメイクを行うことから、前線のスペースを空ける動きもできており、偽9番を多用するマンCとは相性が良い。懸念点としては180cmと9番としては物足りないサイズだが、それを補うほどのキック精度や動き出しの能力を兼ね備えており、問題なくチームにフィットするだろう。

ケイン獲得に失敗し、次はボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドをメインターゲットにしたといわれているプレミア王者。しかし、ノルウェー代表FWを欲しがるライバルは多く、比較的競合の少ないグイリ獲得に動く可能性は十分に考えられる。

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