横浜FMがまたしても上位陣を撃破してJ1残留を決める! 3位京都は逆転優勝の望みが消える悔しい敗戦に

横浜FMは残留を決める(画像はイメージ) photo/Getty Images

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勝利が必要な2チームが激突

9日、2025明治安田J1リーグ第36節が行われ、京都サンガF.C.と横浜F・マリノスが激突した。

京都は前節を終えた時点で3位につけており、5ポイント差で首位を追っている。優勝争いを繰り広げているが、土曜日に今節を戦った首位の鹿島アントラーズと2位の柏レイソルが揃って勝利したため、逆転優勝のためにこの試合は勝ち点3が必須になった。

一方のマリノスは残留争いを戦っており、18位横浜FCが昨日鹿島に負けたため、京都に勝利すれば残留が決定することに。両者にとって勝利が絶対に必要な大一番となった。
最初の決定機はマリノス。15分ジョルディ・クルークスのフリックに谷村海那が抜け出し、シュートを放つもこれは枠を捉えられず。するとその直後京都に連続でチャンスが訪れる。奥川雅也、そしてマルコ・トゥーリオが素晴らしいシュートを打ったが、マリノスの守護神GK朴一圭が立て続けにビッグセーブ。序盤の決定機はお互いにものにできなかった。

24分植中朝日を平戸太貴がPA内で倒してしまい、マリノスがPKを獲得。クルークスがキッカーを務めたが、これを京都の守護神GK太田岳志がビッグセーブ。京都の大ピンチを救った。

34分マリノスがFKから試合を動かす。クルークスがGKとディフェンスラインの間に落とす完璧なクロスを上げると、谷村が強烈なヘディングを叩き込み、攻勢に出ていたマリノスが先制に成功した。

両チーム勝利が必要なため立ち上がりからテンションの高い試合となったが、前半はマリノスが1点リードで折り返す。

負けている京都は福岡慎平と福田心之助を後半から投入し、まずは同点ゴールを狙いに行く。一方のマリノスは交代なしで後半を迎えた。

後半開始直後から京都が猛攻を仕掛けると、50分マルコ・トゥーリオがコースを狙うコントロールシュートを見せるが、またしても朴一圭がビッグセーブ。マリノスは苦しい立ち上がりを強いられる。

いいリズムを作るも点が奪えない京都は63分エースのラファエル・エリアスを投入し、前への圧力を高める。一方のマリノスは天野純をピッチに送り込む。

71分試合が動く。京都のパスを中盤でカットすると、左サイドに抜け出した谷村から天野へクロス。最初のシュートはGKに止められるもこぼれ球を再び天野が押し込み、劣勢だったマリノスが大きな追加点をマークした。

まずは1点を返したい京都だが、朴一圭を中心とするマリノスの牙城を崩せず、得点が奪えないまま時間が進む。

90+1分、マリノスが試合を決定づける。スローインから植中がディフェンスラインの裏に抜け出し、豪快なボレーを叩き込む。残留を決める3点目をマークした。

試合はこのまま終了し、マリノスが京都を大量3ゴールで撃破、リーグ戦3連勝を飾った。

優勝争いについていくためには勝利が必要だった京都だが、この敗戦で首位鹿島との勝ち点差は8となり、残り2試合での逆転は不可能に。一方のマリノスは前節の広島に続き、またしても上位陣を撃破。18位横浜FCとの勝ち点差を8に広げ、J1残留を決めた。

京都サンガF.C. 0-3 横浜F・マリノス

京都サンガF.C.得点者

横浜F・マリノス得点者
谷村海那(35分)、天野純(72分)、植中朝日(90+1分)


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