一時は笑顔がなくなるも…… 復活の狼煙上げ好調のロドリゴが後半戦の鍵を握る?

復調の気配を見せるロドリゴ photo/Getty Images

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12月下旬には久しぶりのゴール

レアル・マドリードは2025年最後の試合でセビージャと21日に対戦。フランス代表FWキリアン・ムバッペが2013年にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現アル・ナスル)が記録したクラブの年間最多得点記録に並ぶゴールを記録するなど、2-0での快勝を収めた。

とはいえ、レアルは現在シャビ・アロンソ監督に解任の可能性が取り沙汰されるなど、チーム状況が良いとは言えない。そのなかで、ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスは自身の不調から脱却し、後半戦の巻き返しに向けてキープレイヤーになる可能性もある。

カルロ・アンチェロッティ前監督体制では主力としてクラブのビッグイヤー獲得などにも貢献したロドリゴは、シャビ・アロンソ監督の下では出場機会が減少。今夏に開催されたクラブ・ワールドカップではベンチを温めることもあり、今夏には盛んに退団の可能性が取り沙汰されていた。
公式戦30試合連続無得点で元ドミニカ共和国FWマリアーノ・ディアス(現アラベス)が保持していたクラブのFW登録選手としての公式戦ノーゴール記録を更新してしまったロドリゴだが、12月中旬のマンチェスター・シティ戦でゴール。実に約9カ月ぶりのゴールだった。

その後のロドリゴは続くアラベス戦では決勝ゴールを記録し、上述したセビージャ戦では、イングランド代表MFジュード・ベリンガムのゴールを演出するアシストを記録するだけでなく、鋭いドリブル突破からPKを獲得した。

スペイン『MARCA』は「セビージャ戦では11番のベストパフォーマンスが随所にみられた。攻撃陣のなかで、最も関与が多く、最も相手にダメージを与えた選手だった。試合には象徴的な場面もあった。ヴィニシウスの交代と、それに伴うブーイングのあと、ロドリゴは完全に左サイドを支配した」と評価している。

シャビ・アロンソ監督は常に勝利を義務づけられるクラブにおいては珍しい選択をし、笑顔が失われかけつつあったロドリゴを我慢して起用し続けた。その結果、攻撃の安定感を模索する今のレアルにおいて、ロドリゴは試合に意味を与える鍵となっていると、同メディアは指摘している。

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