J3の福島ユナイテッドFCは24日、川崎フロンターレを退団していたGKチョン・ソンリョンの加入を発表した。
現在40歳のチョン・ソンリョンは元韓国代表GKであり、2016年より川崎でプレイ。黄金時代を作った川崎の守護神として君臨し、10シーズンで7つのタイトル獲得したレジェンドだ。
そんな同選手は11月12日に契約満了による退団が決定し、去就が注目を集めていたが、J3の福島に決定。福島はチョン・ソンリョンのことをクラブの公式サイトにて「同選⼿は2016年より在籍した川崎フロンターレでは、J1 通算273試合に出場し、4度のリーグ優勝をはじめ、国内の主要タイトル獲得に⼤きく貢献しました。また、韓国代表として、W杯と五輪(2012年のロンドン五輪では銅メダルを獲得)に各2回に出場した国際経験が豊富なJリーグを代表するGKです」と紹介している。
経験豊富な守護神の加入は福島にとって間違いなくプラスになるだろう。J3での新たな挑戦を決断したチョン・ソンリョンは次のように意気込みを語った。
「⽇本で再び新たな挑戦ができること、福島ユナイテッド FC の⼀員として、みなさまと共に戦えることをとても楽しみにしています。また、寺⽥監督と再び⼀緒に戦えることを光栄に思います。私たちの夢はJ2昇格です。その夢を実現するために、全⼒を尽くし、ただその夢だけを⾒据えて⾛り続けます。⼼をひとつにして、必ず実現させましょう。熱い声援をよろしくお願いいたします」
またチョン・ソンリョンは川崎の公式サイトでもコメントを残しており、別れと感謝の言葉を述べた。
「このチームに初めて来た時から、家族のように温かく迎えてくれたクラブスタッフの皆さん、選手の皆さん、そしてサポーターの皆さん。すべての瞬間が、私にとって忘れることのできない幸せな思い出であり、貴重な経験でした。数多くの優勝やタイトルを経験し、さまざまな面で大きく成長することができました」
「これからも、ずっと応援しています。これは別れではなく、また必ず再会するための一歩だと思っています。また川崎に戻ってくる日があるかもしれません。私もこれからさらに努力しますので、これからもたくさんの応援をよろしくお願いします。愛する川崎フロンターレに関わるすべての皆様へ、あらためて心から感謝します。本当にありがとうございました。愛しています!!」