ライプツィヒのスカウトが見つけ出した逸材 デュエル勝率7割を記録したクロアチア代表DF

ドイツで評価を上げるグヴァルディオル photo/Getty Images

期待の若手だ

昨季はブンデスリーガ昇格以降、最高成績であるリーグ2位でシーズンを終えたライプツィヒ。ドイツの絶対王者であるバイエルン・ミュンヘンにあと一歩のところまで迫っている。しかし、オフシーズンでは指揮官であるユリアン・ナーゲルスマンと主力2名を引き抜かれ、今季はここまでリーグ8位と苦戦中だ。

思うように勝てていないライプツィヒだが、今夏に行った補強はまずまずな成果を上げている。その中でも特にディナモ・ザグレブから獲得したDFヨシュコ・グヴァルディオルは大きな戦力となっている。

ディナモ・ザグレブのユースで育ち今夏の移籍市場でドイツへ渡ったグヴァルディオル。19歳の選手だが、クロアチアのフル代表に選ばれており、EURO2020では左サイドバックとして16強入りに貢献している。

本職はセンターバックであり、ライプツィヒでは主に3バックの一角や左SBとして起用されているクロアチア代表DF。対人性能の高い選手であり、直近のフランクフルト戦ではデュエルの勝率が7割を超えるなど、驚異的な数字を記録している。また、185cmと体格も良くSBとして空中戦の穴にならないのも評価が高い。

更に攻撃でも違いを作れるボールコントロールを兼ね備えており、推進力の高いドリブル、精度の高いラストパスで前線を活性化させている。先制点の場面ではグヴァルディオルのドリブルから得たセットプレイを、ユスフ・ポウルセンがものにしている。

残念ながらこの試合は引き分けに終わるも、グヴァルディオルのドイツ初挑戦は成功しているといえる。クラブ自体の成績はよろしくないが、センターバックに加え、サイドバックを高いレベルでこなす19歳は今後移籍市場で目玉的存在となるだろう(データは『Sofa Score』より)。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ