彼が加入すれば中盤での肉弾戦はプレミアトップクラスに? スパーズが“イタリア版カンテ”に興味か

スパーズへの加入が噂されているナンデス photo/Getty Images

積極補強が目立つスパーズ

開幕戦はマンチェスター・シティに勝利したトッテナム。新指揮官であるヌーノ・エスピリト・サント政権での初の大一番を勝利という形で切り抜けた。また、エースであるハリー・ケイン不在で勝てたのも大きい。今後の彼の去就は不透明のままだが、今のチームにケインが復帰すれば、上位フィニッシュも夢ではないだろう。

そんなスパーズだが、今夏ではセビージャからFWブライアン・ヒル、アタランタからGKピエルルイジ・ゴッリーニ、DFクリスティアン・ロメロの3名を獲得している。全体的に若く有望な選手を集めた印象だが、更に選手を獲得するようだ。

英『90min』ではカリアリのMFナイタン・ナンデスの獲得を目指していると報じている。ウルグアイ代表のナンデスは2019年にイタリアに上陸すると、加入初年度から監督の信頼を掴み、昨季はリーグ戦32試合に出場し、2ゴール2アシストを記録している。

中盤を本職とするナンデスは豊富なスタミナを武器に、フィールドを駆け巡るタイプの選手。プレイスタイルで言えばボックス・トゥ・ボックスが近いか。英『90min』でもチェルシーのエンゴロ・カンテと比較されており、ボール奪取にも長けているようだ。また、ボールを奪った後も雑にならず、ドリブルでの運びやパスでの展開と選択肢も豊富な選手である。

ナンデス本人もイングランドへの移籍を望んでいると報じており、過去にはリーズが彼への関心を示していたようだ。移籍金などの詳しい話は報じられていないが、スパーズでは同タイプの選手であるタンギー・エンドンベレが放出候補ともいわれており、彼の代役としてナンデスは獲得されるのか。現状のスカッドを見ても、同タイプではピエール・エミール・ホイビュルクかムサ・シソコしかいないため、成立すれば的確な補強となるだろう。

新監督の招聘に若い世代への投資とチームが新しくなっているスパーズ。ナンデスの加入でどこまでチームが安定するのか非常に見ものである。

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