5年で3度のリーグ優勝はやはり凄まじい マンチェスターで見せる名将の手腕

今季2つ目のタイトルを獲得したジョゼップ・グアルディオラ photo/Getty Images

月末にはCL決勝に挑むマンC

11日に行われたマンチェスター・ユナイテッド対レスター・シティは1-2でレスターが勝利を収め、この結果により2020-21シーズンのプレミア王者はマンチェスター・シティとなった。2016年に招聘したジョゼップ・グアルディオラが監督に就任後、リーグ戦では3回目の優勝となり、今季はカラバオ杯を含めると2冠を達成。月末に行われるCL決勝で3つ目のタイトルをチェルシーと争うことになっている。

今季も順調なマンCだが、シーズン序盤はこうなるとは思いもよらなかっただろう。新型コロナウイルスの影響からチームの大黒柱であるセルヒオ・アグエロを欠く中でのスタートとなり、不安視されていたセンターバック問題も解決されない中でのシーズンスタートとなった。そのようななかでプレイも芳しくなく、レスターに5失点での大敗を喫する試合もあった。その後トッテナムにも敗れ、今シーズンの優勝は難しいと思われたものの、そこからの快進撃を見せつけられることになった。

アグエロ、ケビン・デ・ブライネを欠く中でベルナルド・シウバを最前線に置く偽9番が大成功を収める。中盤の低い位置でプレイしていたイルカイ・ギュンドアンが一つポジションを上げたことにより得点力が覚醒。現在もチームトップの12得点であり、クラブ得点王は依然ギュンドアンだ。

他にもジョン・ストーンズの復調やオレクサンドル・ジンチェンコの左サイドバックでの急成長は大きいだろう。両者共にチームに欠かせない存在となっており、二人の才能を信じ使い続けたグアルディオラの慧眼は評価されてしかるべきだ。

今季も終盤となっており、過密日程の影響か選手の疲労が見て取れる。初のCL戴冠まで、シーズンを走り切って欲しい。

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