“粘りに粘る”ニューカッスル 復帰で更にチームを強くするFWとは?

ゴールでチームに貢献したカラム・ウィルソン photo/Getty Images

ここまで12ゴールを挙げているウィルソン

今季もまた安定したチーム力で中位をキープしているニューカッスル。また、直近では好調ウェストハムとの点の取り合いを制しており、トッテナム、リヴァプールに引き分けるなどシーズン終盤に来て粘り強さを見せている。8日に行われたレスター・シティ戦でも4得点快勝と強さを見せ、怪我から復帰したカラム・ウィルソンが2得点の大活躍でチームを勝利に導いた。

2014年から6シーズンをボーンマスで過ごしたウィルソン。クラブの2部降格と共に、今季からニューカッスルに加入している。

持ち味はストライカーらしいその得点力だろう。2014-15シーズンには20得点を取っており、今季もここまで12ゴールとチームの得点王だ。昨季までチームに在籍していたサロモン・ロンドンやアジョセ・ペレスと言った決定力のある選手が他チームへ移籍したこともあり、ウィルソンのような点を取れる存在は非常に大きいだろう。

7日に行われたレスター戦で先発を果たしたウィルソン。怪我から復帰となったアーセナル戦から2試合連続でのスタメン起用となった。この試合でも持ち味であるディフェンスラインへの抜け出しを何本も見せており、チーム3点目となったゴールもウィルソンの抜け出しからゴールが決まっている。自陣からのスルーパスにオフサイドを取られず抜け出せる判断、DFに走り勝つスピード、精度の高いフィニッシュと完璧なゴールとなった。

このゴールでレスター側に火が付いたのか中盤のフィルター役となっていたウィルフレッド・エンディディを下げ、攻撃的なペレスを投入。しかし、この采配が裏目となり、中盤で簡単に前を向けるようになったミゲル・アルミロンがスルーパスを供給。ウィルソンがうまく抜け出し、4点目を奪った。

好調のレスター守備陣を相手に、簡単に2得点を記録したウィルソンのストライカーとしての能力は疑いようがない。今季は怪我の影響もあり、シーズンをフルで戦えていないが、もし全試合に出場することが出来ればプレミアでも20ゴールを目指せる選手であることは間違いないだろう。

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