リヴァプールが確保したい“マルチロールFW” 中堅クラブで暴れる点取り屋とは

アストン・ヴィラで活躍するワトキンス photo/Getty Images

得点力あるFWの補強は必須

かねてより生粋の9番タイプのストライカーが必要との声もあるリヴァプールは、今夏ストライカー補強に動くのか。2020-21シーズン、ここまでプレミアリーグにおけるチーム得点数はまだ「55」。ここまで20ゴールのFWモハメド・サラーこそ奮闘しているものの、チーム全体としての攻撃力には不安が残る状況だ。

そんななかで、リヴァプールはある1人の選手に目をつけたと英『Daily Mirror』が伝えている。その選手とはアストン・ヴィラに所属するイングランド代表FWオリー・ワトキンス(25)だ。

MFジャック・グリーリッシュと並び、アストン・ヴィラの象徴的な選手になりつつあると言っていいワトキンス。今季はここまでプレミアリーグで33試合に出場して、13ゴール4アシストという成績を残している。スピードと空いたスペースに入り込む能力はピカイチで、ワンタッチでゴールを奪うセンスはプレミアのなかでも屈指のレベルにあると言っていいだろう。昨季チャンピオンシップで25得点を挙げた大ブレイクを果たしたストライカーは、プレミアでもその能力の高さを発揮している。
それでいて、ワトキンスは守備への貢献度も高い。前線からのプレスを何度も繰り返すシーンは今季何度も見受けられ、確実にアストン・ヴィラの守備を円滑に進めるキーマンとして機能している。ビルドアップ時の技術こそロベルト・フィルミーノより一段落ちるかもしれないが、そのぶん中央で決定的かつ精力的に仕事を果たせるワトキンスをリヴァプールが欲しがるのは無理もないと言えるだろう。

フィルミーノよりもプレイのベクトルが前向きで、そのほかの能力も文句なしに高いワトキンス。リヴァプールとしては喉から手が出るほど欲しい人材なはずだが、はたして夏の移籍市場でレッズは彼を確保できるのか。アストン・ヴィラで暴れるイングランド代表FWの去就に注目が集まる。

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