大きすぎるディフェンスリーダーの不在 ソユンク、フォファナの若手守備陣がどこまで立て直せるか

ニューカッスル戦ではベンチ外となったエヴァンズ photo/Getty Images

ニューカッスル戦は黒星となったレスター

「ミラクルレスター」以来のチャンピオンズリーグ出場を目指しているレスター・シティだが、サウサンプトン、ニューカッスルと格下相手に勝ち点を落としてしまった。4位に付けているレスターと5位ウェストハムとの勝ち点が5ポイント差ではあるが、リーグ戦残り3試合がマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トッテナム・ホットスパーの強豪ばかりとなっており、CL出場に黄色信号が点灯している。また、ディフェンスリーダーであるジョニー・エヴァンズが踵の怪我でベンチ外と、追い込みを掛けるかのように流れが悪い方向へと進んでしまっている。

敗戦となったニューカッスル戦でもエヴァンズの不在が響いていたと言える。エヴァンズの代わりに3バックの中央を務めたのはウェズレイ・フォファナとなっており、左にチャグラル・ソユンク、右のティモシー・カスターニュとなっていた。ビルドアップではフォファナやソユンクが長短のパスから攻撃を活性化させていたが、普段では見られないパスミスが散見されており、ちぐはぐさが目立っていた。また、相手のストライカーであるカラム・ウィルソンに何度も裏を取られており、守備陣での修正が見られなかったのも良くない点だ。

終盤には前線の奮闘もあり、マーク・オルブライトンやケレチ・イヘアナチョがゴールを挙げており、前線の勢いはまだ残っていると言える。あとはソユンクを中心とした守備陣がどこまで調子を戻せるかがカギになるだろう。エヴァンズの復帰時期は見込まれておらず、11日に予定されているマンU戦ではいないことを前提に考えたほうがいいだろう。

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