カカー、カッサーノ…… アザールがレアル“史上ワースト補強”候補になる可能性

レアルで実力発揮できぬアザール photo/Getty Images

太りすぎ、怪我の多さなど問題多く

1億ユーロの大失敗となることもあるのだろうか。昨夏レアル・マドリードに加入したFWエデン・アザールが厳しい状況に置かれている。

昨夏加入した際には太りすぎと指摘され、そこからも怪我が続いている。チェルシー時代の輝きは見事だったが、レアルではその実力をほとんど発揮できていない。

英『Daily Mirror』はアザールがレアルのクラブ史に残る失敗補強になる可能性があると指摘しているが、思い出されるのは例えば元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノだ。
2006年にレアルへ加入したカッサーノは天才肌のアタッカーとして有名だったが、コンディション管理には問題を抱えていた。特にマドリードでの生活は派手なものとなり、太りすぎと指摘されていた。アザールは特に私生活が乱れているわけでもないだろうが、太りやすいところはカッサーノと似ているか。

レアルでは苦しい時期も経験したカカー photo/Getty Images

もう1人挙げられているのはDFジョナサン・ウッドゲイトだ。リーズ・ユナイテッドで活躍していた頃よりウッドゲイトは高い評価を受けていたセンターバックだったが、レアルでは怪我が続いた。

ほとんど活躍することはできず、ウッドゲイトはこうしたレアル史上ワースト補強リストの常連選手でもある。怪我が続いているところは今のアザールも同じで、このまま怪我が頻発するようならば失敗補強となってしまうだろう。

高額な移籍金で加わった選手では6800万ユーロの移籍金でミランから加入したFWカカーもクラブ史に残る失敗補強として取り上げられる機会が多い。ミランではバロンドールを獲得したこともあるが、レアルでは思うように実力を発揮できなかった。ミラン時代がキャリアの全盛期となってしまい、レアルは獲得のタイミングを見誤ったと言える。

アザールは現在29歳で、1月7日には30歳の誕生日を迎える。チェルシー時代が全盛期なんてことにはしたくないが、カカーの件を考えると不安はあるか。

太りすぎと指摘されたこと、怪我が続いていることなど、アザールも失敗と評価されてしまう条件が揃いつつある。何とか現状を打開したいところだが、2021年こそは負傷のない最高のシーズンとできるか。

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