ドイツ2部“最速”は日本のロケット 8戦白星なしと苦戦するチームの救世主へ

ザンクト・パウリの宮市 photo/Getty Images

右サイドを疾走するスピードスター

ブンデスリーガ2部最速のプレイヤー。今やその評価が当たり前となりつつあるのが、ザンクト・パウリでプレイする26歳のFW宮市亮だ。

宮市は9月のオスナブリュック戦で得点を挙げると同時に、35.17km/hものスピードを記録してみせた。

ザンクト・パウリでは右サイドを任されることが多く、右サイドを圧倒的なスピードで疾走する姿はブンデスリーガ2部でも見慣れたものとなってきているのだろう。
独『Hamburger Morgenpost』も宮市をブンデスリーガ2部最速の選手と認めている。ただ、ここ最近のパフォーマンスについては「日本のロケットは次第に消えていった」と手厳しい。何よりチームもカップ戦を含めれば8試合連続で白星なしと大苦戦しており、順位も15位と振るわない。

宮市は「調子についてはどうしていいか分からないです。ベストを尽くしていますが、パフォーマンスはそれほど良くなかった。今はフレッシュですし、改善したい」とのコメントを残している。

度重なる大怪我から復活した宮市がドイツで評価を上げ始めているのは間違いない。しかし、さらに評価を上げるにはゴールやアシストなど目に見える結果を残していく必要がある。

ここまでは15試合で1ゴール3アシストに留まっており、これは理想的な数字ではない。得点とアシスト合わせて二桁ほどは欲しいところで、チーム浮上のためにも日本のロケットと評される宮市のハイパフォーマンスが求められている。

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