現地時間29日、コパ・アメリカ2019の準々決勝が行われ、グループCを1位通過したウルグアイ代表とグループAで3位のペルー代表が激突した。
ペルーボールでキックオフされた試合は、一発勝負だからといって守備から入るのではなく、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛け、両チームがアグレッシブなプレイを見せる。29分には、右クロスのこぼれ球をデ・アラスカエタが押し込み、ウルグアイが先制に成功したかと思われたが、クロスを上げたナンデスがわずかにオフサイドラインを超えていたため、ゴールは認められない。その後もウルグアイはいくつかチャンスを作るが、ゴールを奪うことができず。一方のペルーも、エースのゲレーロを攻撃の中心として相手陣内へ侵入するも、なかなかシュートまで持ち込むことができず、無得点のままハーフタイムを迎えている。
後半に入っても、縦への速い攻撃でチャンスを多く作るのはウルグアイ。59分には裏へ抜け出したカバーニがGKとの1対1を制し、73分にはカセレスの左クロスをスアレスが身体で押し込み、ゴールネットを揺らしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりともにノーゴールの判定。試合終盤は完全に試合を支配し、ペルーゴールに襲い掛かったウルグアイだが、相手の粘り強い守備に苦戦を強いられ、最後までゴールを奪うことができずにスコアレスで90分間を戦い終えている。
これによりベスト4最後のイスは、今大会の準々決勝では3度目となるPK戦に委ねられた。先行のウルグアイは、1番手キッカーのスアレスがGKの好セーブに阻まれ、まさかの失敗。それに対して、ペルーはゲレーロが落ち着いてゴール左に決める。そして、両チームもに2番手から5番手まで全員成功。この結果、5-4でPK戦を制したペルーが優勝候補ウルグアイを撃破し、チリ代表との準決勝へコマを進めている。
[メンバー]
ウルグアイ:ムスレラ、G・ゴンザレス、ゴディン、ヒメネス、カセレス、ベンタンクール、バルベルデ(→ストゥアーニ 90+7)、デ・アラスカエタ、ナンデス(→トレイラ 57)、スアレス、カバーニ
ペルー:ガジェセ、トラウコ、アブラム、サンブラーノ、アドビンクラ、ジョトゥン、タピア、フローレス、クエバ(→ルイディアス 85)、カリージョ(→C・ゴンザレス 75)、ゲレーロ
[スコア]
ウルグアイ 0-0(PK戦 4-5) ペルー
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