トッテナムの”補強不足”が深刻な事態生んだ ポチェッティーノは去るべきか

トッテナムを指揮するポチェッティーノ photo/Getty Images

一気に層が薄く

今季も順調な戦いぶりを見せていたトッテナムに、思わぬトラブルが起きた。韓国代表FWソン・フンミンがアジアカップを戦うためにチームを離脱することは当初から分かっていたことだが、それに加えてエースのハリー・ケインまでもが負傷で離脱してしまったのだ。2人はトッテナムにおける得点源だったため、同時に離脱するのは苦しい。

米『ESPN』は、改めて昨夏の補強不足が問題を生んだと伝えている。昨夏は新戦力を獲得せずにシーズンをスタートさせることになり、ケインとソン・フンミンの離脱に加えてMFムサ・シソコが負傷し、ムサ・デンベレも中国行きが近いとされるなど、同メディアは一気にトッテナムの層が薄くなったように感じると伝えている。

当初は既存戦力で戦うことで連携を維持できるとの考えもあったのだが、さすがに今の状況は緊急事態と言えよう。しかもトッテナムはリーグ戦、チャンピオンズリーグに加えてFA杯とカラバオ杯でも生き残っている。4つのコンペティションを戦っていくのはかなり難しい。
また同メディアは今後も適切な補強が行われない場合、指揮官マウリシオ・ポチェッティーノを繫ぎ止めることは難しいとの見方も示している。ポチェッティーノはビッグクラブから狙われる大人気の指揮官で、トッテナムの陣容がこれ以上強化されない場合は留まる意味も薄くなってくる。

現在リーグ戦では3位と良い位置につけているが、ケインとソン・フンミンの離脱から一気に暗いムードがトッテナムを包んでいる。

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