完成したワンダ・メトロポリターノの”要塞化” ユーヴェ迎え撃つ準備は万端

堅守が自慢のアトレティコ photo/Getty Images

今季も鉄壁誇る

チャンピオンズリーグ決勝トーナメントへ要塞化は着々と進んでいるといったところだろうか。アトレティコ・マドリードの本拠地ワンダ・メトロポリターノが強固なものとして今季も完成されてきている。

アトレティコは今季リーグ戦では未だ1敗となっており、ホームではまだ無敗だ。それもホームでの失点数は4点に抑えており、ホームの堅守は相変わらずだ。この鉄壁を崩すのはどのチームも苦労するだろう。

スペイン『MARCA』は唯一気になる点としてアントワーヌ・グリーズマンへの依存を挙げている。グリーズマンはアトレティコの絶対的エースだが、グリーズマン以外に得点を継続的に奪える選手が不足している。
グリーズマン以外の選手が得点を挙げたのは12月16日のバリャドリード戦の前半にニコラ・カリニッチが決めたのが最後となっており、その後半にグリーズマンが得点を決めたところからエスパニョール戦、セビージャ戦、スペイン国王杯・ジローナ戦、レバンテ戦と全てグリーズマンが得点を決めている。2019年に入ってからグリーズマン以外の誰も得点を決めていないのは少し心配だ。

とはいえグリーズマンが1点でも奪ってくれれば、要塞化されたワンダ・メトロポリターノで逃げ切ることは可能だ。注目ポイントはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のユヴェントス戦だろう。クリスティアーノ・ロナウド擁するユヴェントス攻撃陣でもワンダ・メトロポリターノ攻略には手を焼くはずだ。ユヴェントス戦へ向けてアトレティコの準備は完成に近づいていると言ってもいいだろう。

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