ヴィニシウス躍動の陰で…… レアルに”残りたかった”19歳神童の本音

ノルウェーの神童ウーデゴー photo/Getty Images

徐々に影は薄く

新たにレアル・マドリードを指揮することになったサンティアゴ・ソラーリがどこまでプレイタイムを与えるかは分からないが、今季のレアルではフラメンゴから合流した18歳のブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールの起用法が1つの注目を集めている。ヴィニシウスはすでに何度か出場機会を得ており、数年後には重要な役割を任される選手となるだろう。

そんなヤングスターの活躍で1人の神童が忘れられているのではないか。現在レアルからオランダのフィテッセにレンタル移籍しているMFマルティン・ウーデゴーである。2015年に16歳でレアルデビューを果たしたノルウェー代表の新星はこのまま大きく成長するかと思われたのだが、昨年オランダのヘーレンフェーンにレンタル移籍したところから話題になる機会が減ってきている。

まだ19歳なので焦る必要はないが、ヴィニシウスがプレイタイムを得ている現状はウーデゴーにとってあまり面白いものではないだろう。オランダ『Voetbal International』によると、ウーデゴーもレアルで定位置を確保したかったと本音を明かしている。
「マドリーで居場所を得たかった。夏の間トレーニングしたし、プレシーズンでは数分プレイもした。だけど、最終的にはクラブも僕もどこかでプレイ機会を得た方がいいとの決断をした。これはすぐに受け入れられるものではないよ。だけど、謙虚にならないとね。どれだけ多くの19歳がマドリーでやれるのか?道は長いけど自分には自信がある。ハードワークし、毎試合学ばないといけないと分かっているよ」

ウーデゴーとヴィニシウスではポジションも異なるため、ヴィニシウスの場合はクリスティアーノ・ロナウドが退団して幸運だった部分もある。ウーデゴーも最終的にはレアルでスタメンを確保したいだろうが、その時はいつになるのか。

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