耐え忍んだなでしこがW杯の出場権確保! 阪口夢穂が技ありの“ニアサイドぶち抜き弾”[映像アリ]

敗戦を免れたなでしこの面々 photo/Getty Images

ワンチャンスをものに

13日にAFC女子アジアカップのグループステージ最終節が行われ、日本女子代表(通称:なでしこジャパン)がオーストラリア女子代表と対戦した。

序盤からオーストラリアの最終ラインにハイプレスを仕掛けた日本であったが、ロングボールでいなされる展開に。14分に後方からのロングボールを受けたカーに日本の左サイドを突破されると、ペナルティエリア内にクロスを送り込まれる。エリア内に走り込んだデバナにシュートを放たれるが、このボールを清水がブロックし、日本はかろうじてピンチを脱した。

攻撃の糸口を掴みたい日本であったが、オーストラリアの前線や中盤の選手にパスコースを消され、パスワークがままならない。最前線の菅澤や岩渕にもボールが収まらず、決定機を作れぬまま前半を終えた。
後半もオーストラリアにボールを支配された日本であったが、相手の一瞬の隙を突くことに成功する。63分、岩渕からのパスを受けた長谷川が敵陣ペナルティエリア左隅からグラウンダーのクロスを送ると、後方から走り込んだ阪口夢穂が相手GKのニアサイドを射抜くシュートを放ち、先制点を挙げた。

何とかリードを奪った日本であったが、その後もオーストラリアのロングボール主体の攻撃に苦しめられる。すると86分、ペナルティエリア内でカーと接触したGK山下がボールを捕球できず、こぼれ球を同選手に押し込まれた。

リードを守りきれなかった日本だが、両チームともグループステージ突破が確定的となった状況を受け、互いに攻撃を放棄する展開に。アディショナルタイムに入って以降も日本が最終ラインでボールを回し続け、試合はこのまま終了。日本がグループステージ(グループB)を2位で終え、同大会の準決勝に進出。ならびに2019年に行われる女子W杯への出場権を手にした。

[メンバー]
日本:山下、清水、熊谷、市瀬、鮫島、阪口(夢)、宇津木、長谷川(→増矢 82)、中島、岩渕、菅澤

オーストラリア:ウィリアムズ、ポーキンホーン、カトリー、ケネディ、カーペンター、ロガーゾ、エグモンド、バット、ゴリー(→サイモン 69)、デバナ(→ラソ 51)、カー

[スコア]
日本 1-1 オーストラリア

[得点者]
日本:阪口(夢)(63)

オーストラリア:カー(86)







参照元:Twitter


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