伊『TUTTOSPORT』が主催する2025年度のゴールデンボーイ賞が発表され、パリ・サンジェルマンのデジレ・ドゥエが受賞した。ドゥエは今夏のクラブW杯を含めて16ゴール16アシストを記録、チャンピオンズリーグを含む4冠に貢献していた。
欧州でプレイする21歳未満の若手選手に贈られる同賞。前年はバルセロナのラミン・ヤマルが受賞したが、現在のサッカー界を見回すと、10代ながらすでにトップチームでインパクトを残している候補者が多くいることがわかる。英『GIVEMESPORT』は、候補者15人のパワーランキングを発表している。
ランキングされたなかで最年少となったのは11位に選ばれたアーセナルの15歳マックス・ダウマンだ。先日、スラヴィア・プラハ戦でチャンピオンズリーグの最年少出場記録を更新したばかり。まだ公式戦での得点はないが、規格外ということではもっともインパクトがあるかもしれない。
7位にはレアル・マドリードのフランコ・マスタントゥオーノがランクインしている。ジュード・ベリンガムが離脱していた今季序盤戦ではおもに右サイドで起用され、アルゼンチンサッカー史上最高額の価値を見せつけた。すでにラ・リーガ7試合に先発しゴールも記録しており、スター揃いのレアルのなかでも存在感を見せている。
すでにパリ・サンジェルマンのトップチームで100試合以上に出場するウォーレン・ザイール・エメリはまだ19歳だということを忘れてしまいそうだし、アーセナルのイーサン・ヌワネリとマイルズ・ルイス・スケリーは10代とは思えない勝負度胸とスケールの大きさを持ち合わせている。どの選手もフレッシュではあるが、若手らしからぬ完成度を持っており、改めて規格外の若手選手の多さに驚愕させられる。
トップにランキングされたのは、チェルシーFWエステバン・ウィリアンだ。卓越したドリブルスキルはすでにチェルシーの切り札となっており、ここまで公式戦4ゴールを記録。リオネル・メッシとも比較された神童がどこまでインパクトを残すかは楽しみでしかなく、来年の受賞最有力となっているのも納得がいく。
発表されたパワーランキングは以下の通り。
15:ケンドリー・パエス(ストラスブール)
14:ジオバニー・クエンダ(スポルティングCP)
13:フランチェスコ・カマルダ(ミラン)
12:ヨレル・ハト(チェルシー)
11:マックス・ダウマン(アーセナル)
10:ルーカス・ベリヴァル(トッテナム)
9:ロドリゴ・モラ(ポルト)
8:セニー・マユル(パリ・サンジェルマン)
7:フランコ・マスタントゥオーノ(レアル・マドリード)
6:ウォーレン・ザイール・エメリ(パリ・サンジェルマン)
5:アイユーブ・ブアディ(リール)
4:イーサン・ヌワネリ(アーセナル)
3:マイルズ・ルイス・スケリー(アーセナル)
2:パウ・クバルシ(バルセロナ)
1:エステバン・ウィリアン(チェルシー)