後方の改革が立て直しの鍵? 監督候補ポチェッティーノはチェルシーを救えるのか

チェルシー新監督候補のポチェッティーノphoto/Getty Images

5人の選手を重要視

現在プレミアリーグ暫定11位と苦しい状況が続いているチェルシー。今シーズン終了まで監督を任されたクラブレジェンドのランパードは、7試合で、わずか1勝と苦い成績を残してしまった。これによりランパードは今シーズン終了後、チェルシーを去ることになるのは間違いないと言えるだろう。チェルシーの次期監督がほぼ確実とされている、マウリシオ・ポチェッティーノは既にチェルシーの再構築を考えている模様で、特に鍵となる選手が5人いるという。

『The Mirror』によると、ポチェッティーノはチェルシーの立て直しのためには、後方の再構築が必要と考えているようで、最も重要な選手にMFのエンゴロ・カンテの名を挙げているという。カンテを4バックの前に置くことで守備にさらにパワーを持たせることが狙いではないかという。それに伴い、DFのブノワ・バディアシル、現在ブライトンにレンタル移籍しているレヴィ・コルウィル、SBのリース・ジェームズ、ベン・チルウェルも重要な選手として捉えられているようだ。一方、後方の再築においてポチェッティーノの不安要素がGKだ。ケパ・アリサバラガとエドゥアール・メンディでは足りないと考える彼は、新しいキーパーの獲得を希望しているという。

ポチェッティーノは、サウサンプトンとトッテナムでの監督時代、就任初期は、やはり後方の再構築を試みていた。当時、両チームはプレミアリーグで勝つのが難しいと言われていたこともあった。しかし、2013−14シーズンではサウサンプトンを当時クラブのプレミアリーグでの最高成績8位に導いた。トッテナムの監督に就任後は、2015−16シーズンではプレミアリーグ3位、2016−17シーズンでは2位に導くなど好成績を収めている。

スター選手が溢れかえっているチェルシーを立て直すという、リスクが大きい仕事を任される事になる次期監督。どのような選手、戦術を使って、どのような立て直しを図るのか、想像するのは大変難しい。ポチェッティーノのチェルシー監督就任は、まだ現時点で確実ではないが、彼が指揮を取ることで、プレミアリーグBIG6のチェルシーが、来シーズンに本来の強さを取り戻すきっかけとなるのだろうか。

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