マルセイユよりMVP酒井宏樹へ 仏で185試合もこなした名手は今も特別だった「素晴らしい思い出を残してくれた」

ACLを制した浦和レッズ photo/Getty Images

マルセイユでの5年間は特別

6日に行われたアジア・チャンピオンズリーグ決勝2ndレグでアル・ヒラルを1-0で撃破し、2戦合計2-1で優勝を決めた浦和レッズ。

大会MVPに選ばれたのは、2021年に浦和へ加入した日本代表DF酒井宏樹(33)だ。

185cmのサイズを誇る大型サイドバックは日本代表でも70試合以上の経験があり、酒井が浦和にもたらしたものは大きい。昨年は怪我にも苦しんだが、ACLでもチームリーダーの1人として走り続けてくれた。
そんな酒井と浦和のアジア制覇に反応したのが仏『Foot Mercato』だ。

酒井は欧州での経験が豊富なプレイヤーで、中でも2016年から5年間プレイしたフランスのマルセイユではかなり高い評価を得ていた。

同メディアは「2016年から2021年までヴェロドロームでプレイした酒井は、マルセイユのタイトル史に名前を刻むことは出来なかったかもしれない。それでも、日本の右SBはサポーターの心に触れた」と取り上げており、今でも酒井は特別な選手なのだ。

怪我の影響もあって決勝の出場は叶わなかったが、2017-18シーズンにはヨーロッパリーグ準優勝も経験した。当時は決勝でアトレティコ・マドリードに敗れてしまったが、酒井も準々決勝2ndレグのライプツィヒ戦で得点を挙げるなど決勝進出に貢献。酒井の評価はマルセイユでかなり上昇した。

SNS上でも今回のACL制覇に合わせ、現地サポーターより「謙虚で勤勉な選手で、多くのプレイヤーが見習うべき手本」、「彼は常に全力を尽くし、素晴らしい思い出を残してくれた」と酒井にコメントが寄せられている。

マルセイユで185試合をこなし、その経験値を浦和とJリーグで活かしている酒井。ACL制覇は大きな成果であり、日本代表でのキャリアを含め日本史上最高級サイドバックであることは間違いない。

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